7月18日(日)、沖縄予選で沖縄尚学が優勝。令和3年夏の甲子園出場、一番乗りを決めた。 8月2日(月)、東東京予選で二松学舎大付属、西東京予選で東海大菅生が優勝。103回目の夏の甲子園、49代表が出そろった。 |
〇学校設置者公私区分
公立高校は11校(14)
私立高校は38校(35)
カッコ内は2019年の数字。
公立高校は11校。道県立10、市立1である。一昨年は県立12、市立2。 下線は市立高校である。 |
高岡商(富山),倉敷商(岡山),米子東(鳥取)
高松商(香川),阿南光(徳島),長崎商(長崎)
熊本工(熊本),宮崎商(宮崎)
長崎商業高校の設置者は長崎県長崎市である。
〇学校名に専門学科名・総合を含む高校
10校。一昨年は5校。下線2校以外、公立高校。
帯広農(北北海道),松商学園(長野)
愛工大明電(愛知),県岐阜商(岐阜)
高岡商(富山),倉敷商(岡山)
高松商(香川),長崎商(長崎)
熊本工(熊本),宮崎商(宮崎)
愛工大明電は、普通科と科学技術科・情報科学科の併設校。学校名の名電は旧称・名古屋電気高校からのもの。科学技術科・情報科学科は、高大連携(70㌫以上が愛知工業大学への進学)の課程。3年前、同校は普通科のみの設置校と書いたが、誤りである。訂正する。
〇私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
18校。一昨年は11校。同一法人の運営かどうか、関係なくまとめる。
学校名に大学名称が含まれるもの15校。
「大学付属(附属)」とあるもの、ないもの様々である。
北海(南北海道,北海学園大,北海商科大)
弘前学院聖愛(青森,弘前学院大)
盛岡大附(岩手,盛岡大)
ノースアジア大明桜(秋田,ノースアジア大)
日大山形(山形,日本大)
東北学院(宮城,東北学院大)
日大東北(福島,日本大)
作新学院(栃木,作新学院大)
前橋育英(群馬,育英大)
専大松戸(千葉,専修大)
二松学舎大付(東東京,二松学舎大)
東海大菅生(西東京,東海大)
愛工大名電(愛知,愛知工業大)
神戸国際大付(兵庫,神戸国際大)
西日本短大付(福岡,西日本短大)
学校名に大学名称が含まれないもの3校。
松商学園(長野,松本大)
大阪桐蔭(大阪,大阪商業大)
明豊(大分,別府大)
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49校の生徒数平均値は998人。一昨年夏は1051人。倉敷商(岡山,949人)が、一番近い数字である。 生徒数中央値は868人で新潟代表日本文理。 |
なお、東北学院(宮城)が出場校で唯一の男子校である。’22年から共学化する。横浜(神奈川)は’20年から男女共学化している。
〇生徒数の多い学校
全校生徒数1000人以上は17校。公立2(県岐阜商と熊本工)、私立15である。一昨年は19校、1校を除き私立高校。
埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×8クラス×3学年でこれくらいの生徒数になる。
3000人以上 1校(一昨年は私立2校)
作新学院(栃木,3599人)
在籍生徒数最大:作新学院高校
2000人~2999人 1校(一昨年は私立0校)
浦和学院(埼玉,2217人)
1000人~1999人 15校(一昨年は私立17校)
愛工大名電(愛知,1936人)
大阪桐蔭(大阪,1895人)
横浜(神奈川,1877人)
三重(三重,1721人)
新田(愛媛,1709人)
前橋育英(群馬,1565人)
日大東北(福島,1487人)
松商学園(長野,1316人)
専大松戸(千葉,1270人)
東海大菅生(西東京,1231人)
熊本工(熊本,1185人)
樟南(鹿児島,1179人)
北海(南北海道,1172人)
沖縄尚学(沖縄,1096人)
県岐阜商(岐阜,1076人)
〇生徒数の少ない学校
全校生徒数500人未満の学校が8校。すべて私立高校。一昨年は私立4校。
40人×4クラス×3学年でこれくらいの生徒数になる。
明豊(大分,495人)
弘前学院聖愛(青森,477人)
盛岡大附(岩手,459人)
西日本短大付(福岡,437人)
智弁学園(奈良,431人)
広島新庄(広島,400人)
東明館(佐賀,259人)
京都国際(京都,136人)
東明館、京都国際はホントに少ない。なお、この上は阿南光(徳島,501人)である。
在籍生徒数最少:京都国際高校
他にもいろいろ切り口はありそうだが、例年通りの条件でまとめてみた。
なお数字データは、7月中のスポーツ新聞各紙と、8月3日付『日刊スポーツ』の一覧表による。
特記する。
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一昨年の甲子園出場校について
2019-08-06、「101回目の夏の甲子園」
今春の甲子園出場校について
2021-02-06、「復活の春となるか 令和3年春の選抜高校野球」