Buy / Sellと書かれた紙。定期考査が近くなると、職員室の連絡黒板にだいたい誰かがはりだしてくれる。2学期中間考査前、病休日の授業を誰かに引き受けてもらうために、今回は僕がはり出した。
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=BUY=
授業時間がどうしても不足、テスト前に「あまった」授業がほしい人が書く。
例(授業が不足しているクラス,担当者,備考)
3年D組 XX いつでも
=SELL=
担当する複数のクラスで授業時間数がそろわず、自習で調整することがある。年間の授業時間はおおよそ同じにできるが、曜日の関係で定期考査と定期考査の間の授業時数が揃わないことはある。コロナ感染症による分散登校等で、調整がかなり複雑化した。調整のため特定の授業を「お譲りします」のこともある。
例(授業進度が進んでいるクラス,担当者,日付)
2年C組 YY 10月14日 3時間目
交渉が成立したら、BUYの先生が教務、当該クラス担任に連絡、授業変更になる。これまで勤務した学校は、呼び方に差異はあるものの、おおよそこんな感じ。バブルの頃は「授業転がし(土地転がし)」と呼んでいた。
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この仕組みについて生徒に聞かれたことがある。
「センセ
「なんだい
「いくらで売り買いするんですか?
「・・・
「需要と供給ですか?
そんなことはない、もちろん無料である。