16.5時間
教員一人当たりの受け持ち時間、教員の必要数を計算する場合に用いる数字である。
1学年5クラスの学校で計算してみよう。〇〇高校1年生は週3回英語の授業があるとする。学年の授業数(コマ数)は3✕5で15である。2年生、3年生も同じ場合、〇〇高校の英語コマ数は45になる。
45コマの授業を、教員何人で担当するか。必要数を調査するのが「所要教員数調査」である。
〇〇高校のコマ数45を16.5で割ると2.7である。所要教員数は2+αだ。16.5時間(16か17)を受け持つ人が2名(16+17=33)である。45から33を引くと、12になる。12コマはフルタイムではなく、(時間)講師で充当することになる。
実際の県立高校の普通科設置校、各学年のクラス数はもう少し多い。専門高校(商業科、工業科等)はクラス数は多くても、英語の授業数が少ない。コマ数は学校により差がある。生徒一人が1科目3単位ということも少ないだろう。前任校1年生は2科目、5単位でカリキュラムを編成している。3年生は選択科目を含めて3科目の場合もある。所要教員数は授業コマ数に比例する。科目が多ければ、担当教員が増える。
過日、令和6年度の勤務校の英語のコマ数を調べてみた。16.5のキッチリした倍数ではなかった。僕が現任校に現在の身分(フルタイム再任用)で残る残る可能性はない。