昨年4月1日付で異動。新しい学校での1、2学期の総勤務日は、195日でした。
実際に勤務したのは183日です。12日は夏休み、病休、年休等です。
どこの学校でも同じですが、午前の始業から終業まで、1日の勤務時間は7時か45分です。世の中のみなさんは勘違いしていることも多いのですが、始業前、昼休み(45分)、終業後は勤務時間ではありません。それでも、生徒の安全を考えて勤務時間前に登校指導(立哨指導、交通安全の声かけ)をすることや、学年・分掌・職員会議が勤務時間を超過することもあります。教育職公務員は残業手当はありません。「勤務が30分超過した場合、30分早く帰れる日に帰れ。」しかありません。これを「勤務時間の割り振り」「振り替え」としています。
1、2学期183日で、 この割り振りが53回ありました。同じ日の勤務時間前と後で1日2回のこともありますが、まれです。
183日で53回は、おおよそ29㌫です。高校でもこれですから、小中の勤務時間が守られないのは推して知るべしだと思います。
昨年のクリスマス、こんなニュースがありました。
「’22年度の教員採用試験の採用倍率が3.4倍。過去最低。文部科学省調査。教員離れに歯止めがからず、教育の質の低下が懸念_
「小学校2.3倍で過去最低、中学校4.3倍、高校4.9倍。といずれも前の年度から低下。
毎日の記事を読むと、「状況が変わり近い将来、採用倍率が上昇に転じる可能性もある」(文科省担当者)というコメントが出ていました。あきれます。役人は頭がいいことが国民へ奉仕。ホントの意味で頭がよろしくないと思います。もっとも現実を見ないことが役所の正義ならば頭がいいことになりますが。いずれにしてもお気楽なコメントで、ノー天気にも程があるでしょう。
勤務時間をきちんと守れるようにしない限り、倍率低下に歯止めはかかりません。
こんなニュースもありました。
岐阜県教育委員会は、昨年12月22日、勤務先の女性教員に対して「妊娠する時期を考え直した方をしたがいい」、「遅出勤務をいつまで続けるつもりか。担任を持たせづらい」と発言するなど、不適切な言動をした元校長を処分とのこと。本人が最も〇〇〇者ですが、こういう思考、思想の人間を校長にした教委も〇〇〇です。
元校長...降格したのかな。辞めたのかな。
この手のニュースがあると、いいことはありませんよ。
普通の労働環境を作れないと、もうダメです。