デザイン事務所に勤務するイラストレーターのチャチャ(伊藤万理華)は、自由奔放な言動で周囲から白い目で見られることもあるが、本人はまったく気にせず思い通りに生きることを信条に日々を過ごしていた。あるとき、チャチャは屋上で出会った樂に興味を持ち、言葉を交わすようになる。お互いに好きなものは全然違うが、「二人いたら丁度いい」と思うようになったチャチャは、樂に惹(ひ)かれていく。
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この作品を見つけたのは、「8月からの映画鑑賞計画」の原稿を書いていたときだ。作品そのものというよりも、主演の伊藤さんを見たいと感じた。彼女の出演作はこれまでに、、、
「まなみ100%」(’23年)
「マーフィルムにのって」(’21年)
2作を劇場で見ている。「サマー...」の主演が印象的。その彼女が主演ならば見る。公開初日Movixさいたまで鑑賞した。
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東京郊外、ある小さなビルがある。1階にレストラン、2階3階がデザイン事務所、4階が英会話教室。屋上は喫煙所である。
チャチャと樂は屋上で偶然出会う。休憩時間を長く取り過ぎた樂は、店長に呼び戻される。その時、店のカギを落としていく。気づいたチャチャがカギを1階のレストランに届ける。それが2人の出会い。
作品紹介にもあるとおり、2人は好きなものが正反対。考え方も全然違うのだが、違いがうれしくてチャチャは樂の家に転がり込み、2人の同棲(同居)生活が始まる。
『ああ、くせ者通しのラブストーリー。成就するのかな...
そんなことを考えて途中まで見ていくと、とんでもない展開になる。
途中チャチャから樂にものがたりの中心が移行する。これ以上は書くとくつまらなくなるので、書かない。
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チャチャ(伊藤万理華)
作品紹介どおり、とにかく自由奔放で徹底的に周りの目を無視する。本人は何を言われているか理解した上で、完全無視。
イラストレーターとしての才能はある。組織の中でそれを生かすことはあきらめている。チャチャはフリーランスの道を選ぶ。
樂(中川大志)
レストランのコック。自宅は知り合いの自宅敷地のプレハブ。収集癖がある。
チャチャと樂、2人とも過去に色々ある。チャチャにはややサイコパス的な言動、ふるまいもある。
2人はつきあっている様で、そうでもない。好意の気持ちはチャチャ→樂だが、樂の好意は偶然見かけた4階の英会話教室の先生に向かう... そしておそらく絶対予想できない方向に物語が爆走する。
凛(藤間爽子)
周りとの衝突(?)があるチャチャの理解者。彼女がものがたりを回す役である。
思っていたより活躍している。
藤間さんをブログでとりあげたのは、昨年1月。やっと見れた。
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全体的に面白いんだけど、ここはちょっと
樂のしたこととエンディング...設定が日本ではないと思えた。