ピーチは7時出発の便を利用した時にセルフサービス式のチェックインで超混雑を経験したので早めに行ったほうが良いという学習をしたのだが、8時出発の札幌真千歳行きはさしたる混雑もなく、スムースに搭乗手続きを済ませることができた。
ピーチは一日に何回関空と目的地を往復できるかが収益性に大きく影響するため、一般の人々が利用しやすい最も早い時間である7時に一斉に各地に飛び立つため、7時の便は要注意なのだ。
なぜ札幌行きが8時発なのかわからないが、関空の混雑と関係あるのかもしれない。
ピーチは機内サービスがすべて有料であることから、乗る前にはかならなずペットボトルのお茶を買うことにしている。
機内で飲み物を買えなくはないのだが、前回の仙台往復で機内では座席の位置関係で機内販売を利用することが困難であることがあることに気づき、せめて飲み物程度は買うことにしているのだ。
搭乗開始のアナウンスというか、声張り上げというか、ラミネートされた案内紙をもってペラペラしながら案内する地上スタッフに促されてゲートを潜り、通路を歩き、最後にレシートみたいなチケットをチェックされ、飛行機に向かってエプロンをてくてくと歩いて行った。
真っ青な空。
蒼い海。
輝く太陽。
そこへ白とピンクのA320の機体がキラキラと輝いている。
第一滑走路と第二滑走路を結ぶ連絡路の向こうには真新しいフェデックスの極東物流拠点が望め、古臭そうなフェデックスの貨物機が何機も駐機されていた。
つい数年前まで閑古鳥の泣いていた関空は今や大盛況。
日本でただひとつの完全24時間空港ということもあり、旅客便よりも貨物便のほうが多くなるのも時間の問題だという噂もちらほらである。
そんな景色を楽しみながら写真を撮っていると、乗り込む飛行機のほっぺたのところに「MARIKO JET」と書かれているのに気がついた。
MARIKO JET。
なんじゃそりゃ?
タイ国際航空の飛行機にも同じようび名前がついているものがあるし、あの「よど号」も確か機種のほっぺに「よど号」と書かれていたはずだ。
これはきっと現代版の「よど号」に違いないと思っていたら、なんでもMarikoというのは元AKB48のメンバーの1人がピーチのイメージキャラになっているとかで、その子の名前を取ってMariko Jetなのだということを、帰宅してからカミさんから教わったのであった。
したがって私が「よど号」と呼んだMariko JetはAKB48ファンには垂涎の飛行機であったわけで、知らぬとは恐ろしいことだとつくづく感じたのであった。
つづく
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