<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地




セクハラをしたという財務次官が自己退職するのに退職金が5300万円。
どういう仕組みになっているのか知らないが、多くの一般企業ではありえない金額なのだ。
だからかどうあは分からないが嫉妬も手伝って巷では非難が渦巻いている。

「なんであんなに払わなければならないのか」

と。

一部野党の女性議員は頭から湯気を沸かして怒っているが、それがルールであれば払わねばなるまい。
法律で決まっているのだ。
MeTooなどというプレート持って外国の真似はできるが肝心の国政については全く議論ができていない。
このような詰まらない議員たちにも私達国民は給料を払わなければならないのだ。
我々には本当に選択の自由がないというか人事権がないというか。
もう少しこましな国にするためにはどうすればよいのか。
最近の国会を見ているとお隣の半島国家を嗤ってばかりいられないな、とつくづく思うのである。

ところで、退職金。
公務員にどうしてそんな大金を払えるのだろうか。

私の知人はノーベル賞受賞者も出したことのある会社を親会社にもった某科学系会社に20年以上勤めていた。
しかし途中退職したところ退職金はたった数百万。
数百万といってもハイブリッド車も買えないような金額で、大いに落胆したのだという。
かくいう私も昨年会社を途中退職した。
23年も勤めたのだ。
件の知人よりは金額はマシだったものの退職金そのものはめちゃくちゃ少なかったのであった。
さらにさらに、私の別の知人は入社する時に「退職金の支給はしません」という条件の会社であったため、退職しても寸志も出ず。

つまり市井はこういう環境下で生きている。
嫉妬もするわけだ。

一方、国は借金だらけで人によっては「日本はもう破産している」という人もいるくらいだ。
一般に倒産しそうな会社は退職金を払えない。
払う金がないからだが、これが国の場合はどこから出てくるのかまったくもって不明なのだが払う金がある。

とりわけ今回の場合は財務省のお役人だけに、もしかすると日本銀行で刷り立てできたてほやほやの新札でも使って支払うのだろうか。
それなら理解できないこともないが、それはそれで恐ろしい。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )