愛知県知事の大村秀章が吉村大阪府知事に噛み付いた。
あいちトリエンナーレの表現の不自由展を許可したその不適切な判断に「知事をやめた方がいい」と言われたことへの反論だ。
なんでも、
「県民の民意を完全に無視している」
「表現の自由を保証した憲法21条を理解していない」
とおっしゃっているのだ。
可愛そうな愛知県民ではある。
あのような出来損ないの造形物を県民は望んでいると知事はおっしゃっているのだ。
同じ県民の川村名古屋市長の意見は民意に入っていないのが市長に気の毒だが、面白いのは憲法解釈。
この人もまた文章を読んでもその意味するところを理解できないオツムテンテンなのであった。
「表現の自由を憲法21条は保証している。だから何をやってもかまわない」
という理論らしい。
人が不快に思おうが、事実でないことを声高に叫ぼうが、それが公共の不利益になろうが構わないということだ。
だって憲法で保証されてるんだもん。
でもこの論理でいくと、
「憲法22条。何人も公共の福祉に反しない限り....職業選択の自由を有する。」
だから大村知事のこの屁理屈で行くと誰かの利益のために依頼される「殺人を生業にする必殺仕事人も職業として合憲」ということになる。
ということで、愛知県民の皆さん。
次回の知事選は真剣に考えて投票しましょう。