歴代最低の視聴率を記録したNHK大河ドラマ「光る君へ」。
貴族の言葉遣いが「武家言葉」ということを書いたけれども、実はそれ以上に気になるのが主人公の まひろ を始めとする一般貴族の「東京弁」。
それも「江戸弁」ではなく現在の一般家庭や学校、会社で使われている言葉遣い。
これではまるでホームドラマ。
これ一つとっても時代物として視聴者である私はとっつきにくくて仕方がない。
舞台はもしかすると実はJR中央線か京王本線の沿線で新宿から30〜40分の住宅地に居を構え、少々生活にゆとりがあって平安衣装に仮装したコスプレ大好き会社員家庭とその仲間の物語かもしれず、そう思ってみると違和感はたちまち解消する。
間違っても「舞台は京都」と思ってはいけないのではないかと思っている。
私には京都人の友人・知人も少なくないが、彼ら、彼女らがどういう感覚でこの時代劇風現代ドラマを見ているのか。
いま少しインタビューをしてみたいところなのだ。