萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚49

2014-04-01 01:30:04 | 雑談寓話
こんばんわ、晴れのち曇りな3末でしたが今4月ですね。
また深夜ですけども、昨日の翼竜について観たのが面白くて鉱物図鑑とか見たくなります、
この雑談もバナー押して下さる方いらっしゃるので続きまた載せます、楽しんでもらえたら嬉しいです、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚49

From:御曹司クン
本文:今夜ちょっと電話とか無理?
    嫌じゃなかったら都合いい時間に架けてよ、架け直すから。

そんなメールもらった日曜夜、
友達と高校の時の先生と呑んで帰ってきて、ちょっと買物しながら自宅に着いて、
のんびり風呂して、パソコンちょっと開いて土曜に図書館で調べたこと軽くまとめて、
で、テレビ点けたとこで「嫌じゃなかったら都合いい時間に架けてよ」を思い出して電話したら、すぐ出た。

「ありがと、すぐ架け直す、」

30秒なく電話は切れて、5秒も経たず直ぐ架かってきた、笑

「電話ありがとなー笑」

なんだかハイテンションな声だな?
そう思いながら訊いてみた、

「で、何の用?」
「うん、おまえの声どーしても聴きたかったんだよね、照笑」

即答してくれるトーンは花畑の住人だった、
どうも大した用は無いらしい?そんな判断に言ってみた、

「じゃ用済みだね、オヤスミ、笑」
「ちょ、待ってよセッカクだから雑談しよってば焦」

なんて引留めてくれるからさ、
まだ時間も早いしイイかと訊いてみた、

「雑談って昨日のおまえのデートについてとか?幸せ時間オメデトさん、笑、」
「まあ楽しくはあったけどさーでもオマエがデート中だって思うとなんか気が晴れなかったっていうかさー拗ってなんだよもう、」
「ソレで雑談終了?笑」
「いや待って、終了してねえってば、続き聴いて?」
「どうぞ?笑」

ってカンジに相槌うちながらパソコン開いて、
肩で携帯電話はさんでキーボード打ちながら御曹司クンの話を聴いた、

「車で河口湖とか行ったんだけどさ、飯食べるのに店とか困ってさー」
「山中湖なら今日行ったよ、笑」
「お、山中湖も行ったよ俺、なんか運命じゃん、喜」
「ソッチは一昨日だろ?ニアミスの運命ってカンジだね、笑」
「うーそういうこと言うなよお俺の気持ち解かってるクセに、拗」
「気持ちの押しつけとか嫌いだよ?笑」
「言うくらいは許してよー拗」

そんな流れに御曹司クンやや拗ねモードになってさ、
でも花畑な声に変わって言ってきた、

「でさ?デートした相手の子に言われちった、今、恋してるでしょ?なんか幸せオーラ出てるよーだってさ↑照喜」

そのオーラ抹消してやろうか?笑
って思ったから率直にSってみた、

「その子と新たな恋に墜ちたんだね、良かったじゃん、おめでとさん、笑」

願わくばソウなってくれ、笑
そう本音から笑ったら電話ごし、精一杯に拗ねられた。

「だーかーらー!おまえに惚れてるから幸せ出ちゃってんだろがっ、マジで好きなんだって言ってんだろ、だから今も電話一本で幸せ舞い上がってんの!」

夜中ですがドコで叫んでるんですかね?
そんな疑問ストレートに訊いてみた、

「おまえさ、自分ちの部屋とかで話してるんだろ?ソンナでかい声出して親とかに聴かれたらマズイだろが、笑」
「聴かれてもイイもんねーだ、どうせ誰と話してるとか解らねえもん、拗笑」

まあ確かにその通りだよね?笑
なんて納得してたら御曹司クンが言ってきた、

「一人暮らしイイよなー俺も実家出ようかな、飯が不安ではあるけど、」
「イイんじゃない、ちゃんと自炊できるんなら、笑」

自炊出来ないと独り暮らしは経済的にも健康的にも難しいなって思うんだよね、
だからそのまんま言った電話から花畑声が言った、

「おまえん家をセカンドハウスにしたいなー照」

こいつ頭沸いてるだろ?笑
ホント何言ってくれてるんだろねって思いながらあっさり返した、

「却下、笑」
「えーー凹」

えーじゃねえよ?笑
なんて想って笑ったら御曹司クンは食い下がって来た、

「じゃあさ、遊び行かせて?おまえの飯食ってみたい、変なコト絶対しないし、」

変なコト絶対しないとか言うアタリ既に怪しいんだけど?
って言い返そうか思ったけど、逆に妙な期待させる+地雷踏みそうだから短く返した、

「野郎はお断り、笑」
「えー凹拗」

また凹んで拗ねて、
でも一拍おいて御曹司クンは訊いてきた、

「…もしかして田中さんは来たことあるってコト?」

田中さん=花サン=女性+自分と仲が良い

こういう方程式が御曹司クンの発想なんだろうけれど、
アレコレ言われることがメンドクサイから流せるセリフを言ってみた、

「詮索って嫌いだけど?笑」
「う、ごめん……」

すぐ謝ってくれた声はちょっと凹んだトーンで、
こんな一々に反応しなくて良いのにって笑ったら、御曹司クンは言った。

「でもゴメン、俺やっぱりホント気になってる、おまえの一昨日のデートも、昨日は誰と何してたのかも気になって、心臓痛いから電話したかったんだ、」




とりあえずココで一旦切りますけどまだ続きます、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、気が向いたら続篇載せます、笑

Aesculapius「Mouseion16」まで校了しました、
次は短篇連載か第75話かナンカの予定です、小説ほか面白かったらバナーorコメントで急かして下さい、笑

取り急ぎ、



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