萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:春の陰翳

2014-03-30 23:38:12 | 写真:山岳点景
黄昏、花の翳



山岳点景:春の陰翳

梅のマイナー名所にて撮影しました、昨日だけど、笑
農道みたいなルートで着く収穫用の梅林@某山なんですけど、
丹沢を遠望する梅林は近くに桃、秋なら尾花=ススキの綺麗なところもあります。



萬世に 年波岐ふとも 烏梅の花 たゆることな久 咲き渡るべし 筑前介佐氏子首
よろづよに としはきふとも うめのはな たゆることなく さきわたるべし

いつの世にも、年は波のよう訪れては岐れても、
梅の花は絶えることなく久しく咲き続けてほしいよ、この愛しい花は
春告げて咲く梅の花、この花が幾年も咲いて実り与えるように想いの縁も続けたい、
初めて恋告げた君との想い、この戀結んだ実りに子を授かるなら想い絶えることなく命の花は咲く

これは『万葉集』第5巻、旧暦一月に詠まれた迎春の歌です。
新たな年、新たな春に永遠の繁栄を願う祝歌として詠われたんだろなってカンジですが、
梅の花=春告げる花・実りある花=初恋・子孫繁栄 の意味を採って相聞歌に意訳してみました、笑



Aesculapius「Mouseion15」加筆校正もまだします、
その合間に雑談の続きまたUPの予定です、

深夜に取り急ぎ、





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