よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

創業祭。/ 目標の人。

2015年10月08日 | 復興プロジェクト



本日は岩出山駅前直売所グリーンアップの創業祭でした。

満・18年。

自営業をやろうと思ったはいいものの、

「何したらイイんだべ!?」

という状態から始まったよっちゃん農場。ここがあったから今がある、というくらいに学んだ場所。



今日は催事当番だったので、朝からおかあちゃん達と「刈りたて新米」お振る舞いの準備でした。





40戸ほどの農家で運営する直売所、年に数回のイベントの一つを担当することになります。

開店と同時にたくさんのお客さんで賑わいました。



ほっと一息いっぷくするべ、の時間になんとまたアフター・バースデーをお祝いしてもらってのケーキが登場!

ありがたやありがたや、、、、おかげさまで今週は全身甘みコーティングされてる気分です(*_*)

今日のテーマは「朝何時に起きる?」から「ご飯づめ(台所仕事)からわかる男尊女卑問題」。

と書くとめんどくさいけど終始バカ話で楽しい時間でした。

こういう事がないとこういう時間に関われなくなってますが、18年となりに居た仲間は空気があっていい。





そして今日は木曜日。この店の売りのひとつに育ってる「おそうざいの日」でもあります。



メインコックは同級生のお母さんでもあり、親父の同級生でもある大栗さん。

毎回、自分の家の回りの自然や、畑で育てた野菜を使ってたくさんのお惣菜を仕込み大人気。

通常は漬物加工をして出荷したり、野菜もたくさん作っているし、山へ山菜採りに行くのも好き。

この直売所、というよりも岩出山いちのスーパーウーマン。

純粋にこういう人になりたいな、と思う人です。

じっくり話すのは照れくさいが、ちょこちょこと交わす会話からいつもヒント、教訓をもらってる気がする。

一番は自分の生業を通して外を見る視野があって、そこを決してぶらさない。

黒板五郎じゃないけど「声の届く範囲でいい」とバシッと割り切れる人。


今日は初めて植えた里芋のことをいろいろと話してたら、

「農業ってや、なんだかんだキレイゴトで今取り上げられたり注目されたりしてっけど、そんな甘いもんじゃねー」

というぼそっと出た一言が染みた。

毎日、の積み重ねでしか見えてこないものがあって、それをやってるから農家になれる、百姓になれる。

それが巷では「農業」って商売だったりなんちゃら連携とか簡単に言われちゃったりする。


すごい重かった。と同時に、これが生業ってことだと思い知らされる。


いいことだから、ひつようだからはいっぱいあるかもしれない。んだからバランスを見てやろうと思ってしまうところもある。

んでも、自分が生業に特化して視野をグッと広げたら見えるものは圧倒的に大きく深い。

それを感じるこの2,3年。




いろいろやるのも気持ちがしんどくなってきた。アタマはちゃんと使いたい。

声の届く距離でいい。