よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

感農・伝農。

2020年05月28日 | 農家ブランド

今日は阿部夫妻も残業で大変な一日でした。






通常メンマ業務終えた後、沿岸部から発注いただいた大漁旗用の青竹切り。

阿部ダンナ・ショウエイさんは現役のサンマ漁師。

いっぷく時間に話を聞くと、新しい船の出向、大漁祈願など、縁起物。

なので、竹の先っぽが枯れていたり曲がっていたり折れていたりは禁物だ、

と聞いて、海の神さまに受け入れてもらえるように、

厳選に厳選を重ね、倒しては「ダメ!次!」と、倒すこと倍くらいから選んで16本。

3時間かかりました。


石巻へ明日運ばれます。



どう考えても、阿部夫妻や新聞ばっくの仲間、そして斉吉商店さん、と、震災後にご縁を頂き、その仕事の詳細教えてくれた生産者を想うと、

半端なものは出せない、という意地もあります。

ありがたいご縁仕事です。



昨日はそんなご縁に助けられました。

仙台の大好きな小料理・割烹のこうめのご夫婦、

いつもお世話になってるプランナー・ムードセンター松村ご夫婦が丸一日お手伝いに来てくれました。

昼からはなるこりん代表取締役も参戦!





着いて早々薪割りから。 冬の確保がまったくできておりません。

終わらなかったのでまた継続あるはずです。。。



続いては阿部夫妻と共に皆でやまでメンマ竹収穫。

過酷で手つかずだった山頂から、バケツリレーで運んで60本!




その後は塩蔵メンマの乳酸発酵漬け込み作業。


午前終了はBBQ。

肉もビールもジャンボンメゾンの甘酒ウインナー、そして茹でたて穂先も最高でした。

午後はメインディッシュの畑。




今年は速くと気ばかり急いても時間が作れなかったなんばん苗、5種600本、

あっという間に終わりました。

たけのこ山とは違い、また別なキツさの中みんな頑張ってくれました!


締めのいっぷくは、なるこりんのタケノコジェラート!美味しく頂きました!

ジェラートそのものもタケノコ入、トッピングもタケノコを小泉麹屋の甘酒に漬け込んだもの。

さすがチャンピオンです。




こうめちゃん夫妻も、より食材を知りたくて。

松村くんも、よりモノの背景を知りたくて。

うちも、より取り組みを伝えたくて。

仕事でいえばそうですが、そんな表面的な言葉では語り尽くせぬほど、感謝な一日でした。



昼のBBQの時に昔を思い出しました。

それこそよっちゃん農場創成期、先がわからない中で商品を作らないと暗中模索だった頃。

なんばんばかり大量に植えいざ収穫となっても、

もちろん人を雇う金は無く、1人、毎日畑に埋もれエンドレス。

それを助けてくれたのが、当時アルバイトしながら教員免許を取ろうと奮闘する同級生、純次でした。

お金は払えないよ、といっても毎日来てくれて、ささやかな「あるものBBQ」で支えてくれました。

それがあったから今があります。

回り回って、別な心境で、別な関係で、こういう形で商売になり、生き様を知ってもらう、伝えられる時間は、

一発勝負の商談会がキライな私にとってはとってもありがたく得難いひとときです。



本当に助けられました。ありがとうございました。

ぜひ、継続を(笑)



週末までもう一息、走ります!

明日はお弁当も!




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