よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

古代米で注連縄プロジェクト。

2018年05月23日 | 農家ブランド


道の駅の工芸部会で今年「わら編みしたい!」と盛り上がって、

どうせやるのならば古代米で彩りをと長老・正彦さんが古代米4種類のタネを

田んぼアートに取り組んだ小牛田農林高校から入手してくれ、

部会員の岡本さんが大事に苗をここまで育ててくれました。





油断していたら岡本さんから「すごい伸びたよ!そろそろ植えないと!」と連絡もらって、急遽田植え企画実施。

部会員、会社の社員さんまで混じってくれてみんなでワイワイとPETボトルを切り植えました。

作業したものは道の駅直売所の前と、裏の入り口付近に展示栽培。

だいぶ余ったのでみんなで分けても栽培します。


作業しながら、わらに慣れるため、収穫したら

まず、なんばん編みを習い、次に 卵つと もやってみたい。と話が出て盛り上がったのでそれを企画し

年末に彩り豊かな注連縄が作れたらいいなと思います。

個人的には地元の竹細工とわらのコラボレーションも見たいもの。


はじめての古代米なので楽しみです。

たけのこ 第3ステージ。

2018年05月22日 | 農家ブランド

今日は夏のように気持ちいい汗かいた。



終盤とはいえ他の作業との兼ね合いもあるので毎日大釜1つ。終盤であと何回か。

続けられる限りきっちり掘り、茹でます。


今日はタカちゃんに来てもらい、タケノコ第3ステージ・干しタケノコの練習開始。



昨年練習し、先日高知で見てきたのを踏まえ、色んなものをあたまで描きながら復習。



タカちゃんにも要領を覚えてもらうために高知の写真や動画で予習してから実践。



一番大事で油断できない千切り作業。気を抜くと指をサクッとやられます。昨年なんど切ったことか。



仕上げは薪がまで茹で、鳴子源泉の地熱で乾燥します。


これは水で戻し、よっちゃん生ラー油に更にゴマたっぷりで味付けするととても美味いので、卵焼きと並んでお弁当の定番にもしたいと思っています。

先日の農ドブルでも大人気でした。

ケモノに負けず、伸び切ったタケノコ多数。これからまた何度目かの仕切り直し、スタートです。




ものを作るって大変だけれど楽しい毎日。充実してます。



タケノコアヒージョ。

2018年05月20日 | 農家ブランド



昨夜はようやく食べれたタケノコアヒージョ。のパスタ。アヒージョが好き。うまい。

ジャンボン メゾンの無添加ベーコンがとても合います。



仕上げにさらっと よっちゃん生ラー油もおいしい。

朝倉さんのオルチョオリーブを切らしてしまっていたので食べれなかった。


ここ数日は会う人に大丈夫?と言われてしまうほどカミさん共々げんなり顔が取れなかったが、

たけのこ出荷ひと段落し、行きつけの整骨院でガッツリ揉んでもらってちょっと気分が良くなってきました。

緊張の緩和からちょっと扁桃腺が今日は痛いので気をつけよう。






とはいえ山は続く。間違いなく終盤に入ってきています。もう生出荷は無理だと思われます。

そのサインもあって、タケノコが地面に対して斜めに出てき始めたらその証です。目安にしてます。

私はともかくカミさんがこの1ヶ月よく頑張ったなぁ〜と感心。すごい。

普通の農家なら生で出荷して終わりのところ、うちは加工もなので

作業量と頭と神経の切り替えが何よりも身体に効く。ほんとにご苦労さんだ。



仲間にも助けられて要所要所でたけのこ掘りがてらブツブツ交換で茹で用の掘り作業やってくれたのは少しとはいえ、省力化。

まだまだ鍛錬してもらわないと困るけど。。。



水煮づくりはこれからストックなので張り切って在庫していきます。

早くも常連さんからは問い合わせが結構頂いてるので張り切って作ります!

仕上がりはトウモロコシ茹でたような甘い香りがすごい。

掘りたて、茹でたて仕込みならではです。






高知・白木谷へ。

2018年05月19日 | 農家の風景。


日中は強風だったけれど、夕方山帰りは気持ちいい雨上がりの空。

この空気が一番気持ちよく、好きだ。チョビもご機嫌で畦を散歩。












今週は鬼の忙しさだった。

初めて挑戦した通販向け、生出荷、水煮の出荷ピーク。

時間との戦いでもあり毎日精神的にも痺れる1週間でした。

お世話になった石巻元気商店・佐藤さんのおかげでだいぶ出荷の際の手間を省く体制をとってもらったものの、

初体験のルーキーらしくミスもしてご迷惑をおかけしました。

山の状態も最盛期から峠を越えて終盤。生出荷が間に合ってよかった。

水煮も想像以上に出て未だに一般販売用の在庫がない状態。明日からが勝負です。

振り返ると道の駅を中心とする販売は一昨年の表年と同じくらい。






やはりケモノ害が多くて、他より採れ始めが早かったのに思うように出荷できなかったのは大きい。

待ってくれる他の小売店も、欲しいタイミングの時にケモノも大群で来るので機会を損失してしまった。

しょうがないというのは簡単だけれども考えないとならない深刻さだ。






そんな中でも、努力は裏切らない。と今日はしみじみ。

竹は混みすぎたやぶ状態だと、最初はここ、次はこのポイントと低いところから順々に“点”で盛期のポイントが移っていく。

けれど、ちゃんと手を入れ間伐したところは出るのも早く、この終盤でもまだまだ勢いが衰えずに芽を出してくる。

これはすごい結果だな〜と思う。心折らずに続けようと思う。




そんな筍どっぷりな中、週初めに高知に行ってきました。

昨年、無印良品のレトルト商品を手がけるにしき食品からお話を頂いて手がけた「干しタケノコ」。

今回にしき食品の会長からお声がけ頂き製造現地の視察に同行させて頂きました。

行ったのは高知の南国市・白木谷。














震災後にご縁を頂いて初めて訪れたときに感動したのが「田舎ずし」でした。

寿司というと海のイメージですが、高知では山の山菜や畑の産物も上手に利用して食べる文化があり、

今回の干しタケノコも、長く伸びすぎたものをわざわざ収穫して、というのではなく、

もともと伸びすぎたものの穂先をちゃんと塩蔵して家で食べたりお寿司屋さんに販売したりという文化があっての始まり。

加工の行程もじっくりと見て聞いて話して学べました。気づけばあっという間の4時間の滞在時間でした。

生産現場の方と話すのは楽しいし、一番なんというのかわかりますね。やはり。

視察したのはウン千万かかったという加工場ですが、

もとからタケノコの産地だったのだけれど、若者がどんどん減り、高知は山も急斜面で作業もきつく、

タケノコ掘りをしなくなった。けれど、このままでいいのかと集落で話合いやはり、

ここの魅力はタケノコでしょー!もう一度「関わりたい!」と思ってもらえる地域にしたい!

という想いから後継者の有無に関係なく補助も頂きながら集落のみんなでかなりの額を出資して今の加工場が出来あったという話は、とても腑に落ちました。

なんの商品を作るにせよ、出口の単に「形を整えるだけ」というのは面白くもなんともない。


そういうところを感じられたのがいちばんの収穫でした。



高齢の方も元気で明るく、若い方も今年から混じって楽しい現場視察でした。



四方竹の竹林もお見事。この棘は背中かき作ったらちょうど良さそうなくらい硬い。独特の形です。


今月も終盤。

これから気を引き締めて水煮を作りまくります!まだまだタケノコ続きます!



久しぶりのお弁当。

2018年05月13日 | 農家ブランド

久しぶりのお弁当対応でした。5時から始めたのに10分納品時間に遅刻してしまい申し訳なかったです。






タケノコが旬なのでふんだんに。メインはタケノコと山ウドの豚肉よっちゃんなんばん風味。



今年初、身欠きニシンと。やっぱり「ホッとする」定番の味。



根っこの食感を残したシューマイには葉山椒をのせて。

お蒸しもうまくできました。



全部タケノコというのも味気ないので、最近特訓してた玄米・金のいぶきの焼きおむすび。



旬の山菜・地元のアブラコゴミには地元のエゴマを擂り粉木で擦りたてを。



地野菜サラダにはジャンボンメソンの無添加ベーコン。オルチョのオリーブオイルとヒマラヤ岩塩。



このところずっとタケノコ収穫ばかりだったのでお弁当は楽しめました。





夕方、久しぶりに副隊長・サムを連れて散歩。



親父は毎日散歩してますがせっかく私となのでこってり連れ回し山をグルグル一周。

まだまだタケノコの新芽が出てきてます。ケモノに負けずに育ってほしい。


明後日までタケノコ収穫休んで高知へタケノコ山へ研修に行ってきます。

無印良品のレトルト商品を作っているにしき食品の会長さんたちとご一緒させて頂き、干しタケノコの現場を見てきます。

昨年話を頂いて実験してますが、人づてだとわからないこともあるので現地へ一度行ってきます。

関西の産地を見るのも経験ないので楽しみです。



タケノコも後半に突入。こっからまだまだ気合い入れます。