スーツ

こんにちは。


今日は、姉のところで法事がありまして、せめて仏様にお参りだけでもと思い、朝から出かけてまいりました。

ところで、ご承知の通り、あたしは普段、作務衣しか着ておりません。

が、こんなときばかりは、作務衣では調子が悪いと思いましたので、大変久しぶりにスーツを着て出かけたのでありました。


しばらく手に取ることもなかった、クローゼットの別誂えのスーツに袖を通し、ネクタイを締め、一人車を運転して、義兄の家まで行きました。



道すがら、かつて営業で外回りをしていたときの感触がよみがえりまして、ハンドルを握りながら、ぼんやり懐かしさに浸っておりました。



学校を出た後、呉服屋修行で岐阜に３年いましたが、当時の奉公先は、営業ノルマ最優先のお店でした。


一日３０件の新規訪問では、行く先、行く先で断られ続けたことが、今となってはほろ苦い思い出となっています。


でも、あれがあっての今だと思うと、それはそれでありがたいなぁと思うのでした。



今年の年賀状では、７０歳になる当時の社長が、「まだまだ現役で頑張ります」と書いてくださいました。



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久しぶりのスーツで、こんなことを思った今日でした。