ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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御嶽山は、厳しかった

2012-09-06 13:12:00 | ツーリング
こんにちは。

昨日を回顧します。

9月初めの定休日の昨日。

お仕事もありましたが、やりくりすれば出来ると判断し、一気に御嶽山へ行くことを決めますた。

毎年行っております御嶽山ですが、今年は何故か行かずに過ぎていた。

行かぬとてどうということもないですが、一年一度はお参りをしていたことがこういう時に頭を持ち上げるのだな。

息子の旅姿は一つのきっかけで、心のどこかで「行きたいなぁ・・・」と念じていたのかもしれません。

念ずれば、花開く。

結局当日午前6時、亀太郎とともにドビューンと御岳山まで走っておりました。

ただ、今回はちょっと雰囲気が違った。

一応の装備はしたものの、これまでですと「ヨシッ!行くでっ!」となるところですが、9月にまでなると、お山の天気は気を許せないとあたしの心が感じておりますよ。

だから、「行けることろまで行ってみよう」という今ひとつ気合が薄いノリでした。

それでも、やる気は満々ですから、亀太郎を走らせていても嬉しくてしょうがない。

遠距離恋愛の恋人に会いにいくような気持ちです。

(そんなこともしたことがあるのさ・・・うププ)


午前9時過ぎ、御嶽5合目の田ノ原到着。

さすがに9月は人が少ない。

見上げれば、お頂上ははるかに雲に覆われておりました。



それでも、ポツポツと登山口にいる人を見つけて、あたしは着替えをいたします。



「登れるところまで登ってみよう」

そんな気持ちで、お山の入口で「入らせていただきます」と礼をして入山。

一人足元だけを見ながら、ズンドコと歩いていくのであります。



大江権現さんを過ぎてから、一気に登りとなりまして、息は上がる。

それでもまだ視界は良くて、黙々と行くですよ。

登り始めてからおよそ1時間後、



7合目あたりでしょうか?

これまでと違って、たいへん疲れます。

しんどいよ。

そして、周りを見ると、



完全にガスの中に入っておりますね。

70くらいのお爺ちゃんが、下から登ってくるのを見て、「ここで降りたら情けないなぁ」と思いましたが、あたしの心は「もう無理だかんね」と言うのでありました。

今回はここまでとして、下山。

(うさぎ跳びやハイヒールで登れるものなら登ってみやがれ。・・・誰に言っているんでしょうか?)

膝も結構ガクガクとさせながら、途中の遥拝所でお参りをして、無事下山。



下界に降りてきて、やはりと思う・・・

お山は厳しいのだ。

来るものは拒まないが、決して甘くはない。

ジイちゃんがかつて言っていた「魂がそこを目指す」という気持ちを、お山はわかっているのかもしれません。

中途半端に「行けることろまで行こう」と登り始めた時、ことは既に決まっていたのかもしれないね。

不満足ではないですが幾分の心残りがありながら、向かいの三笠山に登りました。



ここにも神様がいるんだ。

小さな祠ですが、お目にかかれて嬉しかったです。



行く先々の神様に、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と念じつつ、12時過ぎ亀太郎と田ノ原をあとにしました。

実は、田ノ原の社務所も遥拝所の社務所も閉まっていた。

ん?と思いつつ、なんとか御札をいただきたいと思い、田ノ原1合目の里宮の社務所に立ち寄りまして御札をいただきました。

聞いてみたら「今年は9月3日で、お山は閉山しました」とのこと。

道理で・・・

神官の皆様は、お山を降りていたようです。

来年は、開山の間に、また来ようと思います。

それでも、今年もありがたいお山でした。


さて、お昼を過ぎて帰り道。

道中の中津川ではお楽しみがあるのだよ。

中津川の車屋さん

美味しいおそばで有名なお店です。

木曽福島に本店がありますが、その出店が中津川にあるんだ。

それを楽しみに寄ってみた。

みた・・・みました・・・が・・・

「本日定休日」・・・ガーン!


一気に食欲が失せまして、何も食べずに再び亀太郎に乗車。

実は今回、もうひとつの目的がありました。

しょれは・・・

恵那の土田屋さんにお邪魔すること。

この2年間、とあるご縁で、この方には大変ご迷惑をかけ、あたしはいくら頭を下げても下げきれないほどのお世話になっておりますの。

事務的なご用も兼ねておりましたが、まずは何としても、一度伺わなくては・・・と馳せ参じました。



恵那駅前の一等地にデデンとお店はありました。

怪しい風体のあたしは、自動ドアから入ってみました。

・・・見事な夏物のキモノをお召しのお母様が、デ~ンとお出迎えくださいました。

洋々としたご主人も、ご挨拶くださいました。

やがて、向かいのビルに住まいがあるというご本人もお店に来てくださいまして、積もるような積もらないようなお話と事務的なことを無事完了。

ご両親ご健在で、昔ながらの呉服屋さんで頑張っておられる土田屋さん。

何とはなしの気配を感じれば、あの土田屋さんが仏様のような振る舞いをされるのも理解できます。

冷たいお茶が、とても美味しかったです。

ありがとうございました。


(このお顔に・・・合掌)

嵐が起きないように静かにしますので・・・許してね。


年寄りの世話に間に合いまして、午後5時帰宅。

前日のこと急ではありましたが、「行けるのなら、連れて行ってあげよう」と声をかけていたじいちゃんとばあちゃんは、結局体調を理由に行きませんでしたが、代参出来たと喜んでおりました。

そんな御嶽山でした。