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教師のやる気を引き出してくれた僻地の学校のお出迎え

2021年03月31日 | 学校経営
 僻地の学校に転勤した際に、そこの教頭先生から、次のように尋ねられた。

 「引っ越しは、いつするんですか?いつ、こちらの住宅にいらっしゃいますか?」


 単身赴任だし、荷物もあんまり無いので、土日に少しずつ運び込むつもりだった。

 そのため、特に日時は決めていない事を伝えると、


 「地元の人は引っ越しの手伝いに来ます。子供達も親も地元の人も来ます。それが顔合わせにもなりますので、日時を決めてきてもらえませんか?」

 と言われたので、日時を伝えて、引っ越しをすることにした。。

 

  出迎えるのならば、きっと仕事を休むことになるだろう。

 申し訳ないなあという気持ちで、学校そばの住宅に向かうと、びっくりした。




 その学校の児童数の4~5倍の人が出迎えてくれている。

 子供、保護者、地域の人までいる。

 子供達は、「○○先生、ようこそ」という文字を1文字ずつ手にしている。

 子供の歓迎の挨拶まであった。

 その後には、引っ越しの手伝い。

 荷物下ろしは5分もかからなかった。

 


 歓迎されていることが伝わってきた。

 こんな出迎え方をされたら、もともとあったやる気が更にパワーアップしてしまう。

 「100%の力を出して教育実践をしよう」という気持ちでいたのが、

 120%、いや150%や200%の力さえ出せそうな気がしてくる。

 ありがたい歓迎だった。

コメント
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