1階21列9番
一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
鎌倉権五郎 海老蔵
那須九郎妹照葉 七之助
鹿島入道震斎 猿 弥
桂の前 吉 弥
成田五郎 男女蔵
加茂次郎 進之介
清原武衡 我 當
二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
檜垣
奥殿
一條大蔵長成 勘太郎改め勘九郎
常盤御前 扇 雀
八剣勘解由 亀 蔵
鳴瀬 小山三
鬼次郎女房お京 七之助
吉岡鬼次郎 仁左衛門
三、舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)
<上の巻> さくら
桜の精 七之助
<中の巻> 松 虫
松虫 仁左衛門
同 千之助
<下の巻> 雪達磨
雪達磨 勘三郎
勘九郎襲名とあって、平座の松は取れなかった。ベンチ席は段になっていて、見やすかったが、腰が痛くなった。
暫、海老蔵が小さな小屋で大きく見せる。声は通るが、節は相変わらず。これは賛否があろう。
一條大蔵譚、勘九郎の声がびっくりするほど勘三郎に似ている。きっちりとはしているが、芸としてはまだまだだろう。
菊五郎や勘三郎のような柔らかみが年輪とともに出てくるのだろう。
仁左衛門が脇をしっかりだが、やはり大きすぎるのがわかる。また小山三が、台詞の多い役を立派にこなした。松之助が急な休演だったのか、勘之丞に台詞が入っておらず、気の毒だった。
雪月花、勘三郎が元気なら一人で踊り終えたのだろう。千之助は本当にしっかり、将来が楽しみ。勘三郎の雪だるまにスカイツリーで〆。