亜門演出は、相当自信をもって、いろいろと学びながらも独自色、とんがった感じを出してきたと思う。椿姫の時などは、あまりにもオーソドックスかつ最新の動向を散りばめていてビックリしたが、随分とカラーが出てきた。
金閣寺もそうだったが、分身としての子どもというコンセプトはここでも用いられていた。回り舞台を使ったセット転回も多く、映像も多用。歌舞伎張りの宙乗りまで。楽しめたものの、テーマをきちんと捉えていたか、不明だし、分かりにくかったのは事実。
音楽はヴィグレが読響をしっかりまとめて、美しい世界観を表現。歌手陣も頑張っていた。近くで観たら、絵的にどうかとは思うが、(笑)。カウフマンで10年以上前にMETで観たのが非常に印象にある。30分くらい上半身裸で歌っていたのもビックリだった。
東京文化会館
オペラ全3幕
日本語および英語字幕付き原語(ドイツ語)上演
台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団
スタッフ
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ |
演出:宮本亞門 |
|
装置:ボリス・クドルチカ |
衣裳:カスパー・グラーナー |
照明:フェリース・ロス |
映像: バルテック・マシス |
|
合唱指揮:三澤洋史 |
アムフォルタス | | |
ティトゥレル | | |
グルネマンツ | | |
パルジファル | | |
クリングゾル | | |
クンドリ | | |
第1の聖杯の騎士 | | |
第2の聖杯の騎士 | | |
4人の小姓 | | |
| |
| |
| |
花の乙女たち | | |
| |
| |
| |
| |
| |
天上からの声 | |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます