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Pretenderの備忘録

「坂東玉三郎特別舞踊公演」 地唄三題

2014-06-15 19:27:42 | 歌舞伎
南座 1階2列12番

一、『鉤簾の戸』(こすのと)

二、『黒 髪』(くろかみ)

三、『鐘ヶ岬』(かねがみさき)

しっとりとした素晴らしい舞台でした。
10、10、20と、正味40分ではありましたが、艶やかな舞台で、東京から行った甲斐もあったかと。
京都の地唄舞をきちんとみたことがないので、なんとも言えませんが。女性よりも女性らしい玉三郎の面目躍如というところでしょうか。
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三人吉三

2014-06-08 22:09:33 | 歌舞伎
シアターコクーン I列24番

◆演出・美術          串田 和 美
   
◆出演            
和尚吉三 中村 勘九郎
お嬢吉三 中村 七之助
お坊吉三 尾上 松 也
十三郎 坂東 新 悟
おとせ 中村 鶴 松
海老名軍蔵/八百屋久兵衛 真那胡 敬二
太郎右衛門/長沼六郎 大森 博 史
堂守源次坊 笈田 ヨ シ
土左衛門伝吉 笹野 高 史
研師与九兵衛 片岡 亀 蔵

昔は平場で観たが、場所が狭く、腰の調子も良くないので椅子に
若手中心ということで、演出もかなり変化した。
メンバーも若手と自由劇場の混成。
各部に江戸の雰囲気を感じさせる本題と必ずしも直結しない場面があり、もっと切り込むことも可能なのだろう。

演出はとがっていたと思う。
本水を使ったり、光と影を用いたり、かなり斬新な感じ。
音も従来以上に現代的に仕上げている。
古典でここまでやるのはそれなりの覚悟のチャレンジだろう。

勘九郎、七之助は安定感も感じる。松也は熱演だが、楽までどうかという不安がなくもない。

横で串田さんがじっと舞台を見る姿を目にした。
津川雅彦が見に来ていて、串田さんがアンコールで舞台に上がるとスタンディングだった。

純粋に楽しめた。
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日本の面影

2014-06-02 23:08:58 | 芝居・ミュージカル・バレエ
俳優座劇場 14列17番

作 山田太一
演出 鵜山仁

出演 草刈正雄 紺野美沙子 長谷川稀世 金内喜久夫 瀬川菊之丞 磯辺勉 大西多摩恵 石橋徹郎

劇場のサイズも小さく、満席であった。千秋楽ということもあったかもしれない。
すぐれた映像の脚本家に、すぐれた舞台演出家、映像出身者だが舞台経験もある役者陣。
ハーンの思いと日本の変化を歴史と重ね合わせて展開していく。
しみじみとした作品であるが、やはり映像の方が良かったかなと思わないでもない。
音響が今一つだったりするのも、舞台の限界が出たようなところ。
でも、良い芝居ではあった。
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六月大歌舞伎

2014-06-01 23:11:58 | 歌舞伎
昼の部 2階東 9-2
夜の部 3階2列46番

一、お国山三 春霞歌舞伎草紙(はるがすみかぶきぞうし)
   
出雲阿国    時 蔵
若衆    亀 寿
若衆    歌 昇
若衆    萬太郎
若衆    種之助
若衆    隼 人
女歌舞伎    尾上右近
女歌舞伎    米 吉
女歌舞伎    廣 松
名古屋山三    菊之助

源平布引滝
二、実盛物語(さねもりものがたり)
   
斎藤実盛    菊五郎
小万    菊之助
葵御前    梅 枝
矢走仁惣太    橘太郎
小よし    右之助
九郎助    家 橘
瀬尾十郎    左團次

元禄忠臣蔵
三、大石最後の一日(おおいしさいごのいちにち)
   
大石内蔵助    幸四郎
磯貝十郎左衛門    錦之助
おみの    孝太郎
細川内記    隼 人
赤埴源蔵    橘太郎
原田玄沢    松之助
吉田忠左衛門    錦 吾
堀部弥兵衛    桂 三
早水藤左衛門    由次郎
堀内伝右衛門    彌十郎
久永内記    友右衛門
荒木十左衛門    我 當

四、お祭り(おまつり)
   
鳶頭松吉    仁左衛門
若い者    千之助

夜の部

倭仮名在原系図
一、蘭平物狂(らんぺいものぐるい)
三代目尾上左近 初舞台
   
奴蘭平実は伴義雄    松 緑
女房おりく実は音人妻明石    時 蔵
水無瀬御前    菊之助
一子繁蔵 初舞台左 近
壬生与茂作実は大江音人    團 蔵
在原行平    菊五郎

二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
   
太郎冠者    幸四郎
太刀持鈍太郎    彌十郎
次郎冠者    亀 寿
三郎吾    錦 吾
姫御寮    高麗蔵
大名某    左團次

三、名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
   
縮屋新助    吉右衛門
芸者美代吉    芝 雀
船頭三次    錦之助
魚惣女房お竹    歌女之丞
藤岡慶十郎    又五郎
魚惣    歌 六

二階の桟敷の後ろ、初めて。横が切れるが見易い。

お国山三、萬屋の若手中心。将来が楽しみではある。
実盛、菊五郎も元気。しっかりとした配役。
大石最後の一日。幸四郎はあっていると思うが、芝居がつまらない。孝太郎は熱演だがやや勇み足か。
お祭り、待ってました。これを見に来たようなもの。千之介がかわいくて仕方ないのが伝わってくる。とにかく元気に復帰してくれて良かった。三度目はないのではと年齢を考えるとおもう。

蘭平。左近の初舞台は無難に。松緑の大詰めは、見せてくれた。
素襖落、幸四郎、愛嬌がないのでこういうのはしんどい。
八幡祭り、芝雀も悪くないが、体型は父親を見習ってほしい。福助にやって欲しかった。吉右衛門他、それなりに。長い芝居だが退屈はしない。
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