七月大歌舞伎 夜の部

大阪松竹座　1階2列9番

伊賀越道中双六
一、沼津（ぬまづ）
　 　
呉服屋十兵衛 藤十郎
お米 扇　雀
池添孫八 進之介
雲助平作 翫　雀

二、新古演劇十種の内 身替座禅
　 　
山蔭右京 仁左衛門
太郎冠者 橋之助
侍女千枝 梅　　枝
同　小枝 児太郎
奥方玉の井 翫　雀

三、真景累ヶ淵（しんけいかさねがふち）
豊志賀の死
　 　
豊志賀 時　蔵
お久 梅　枝
噺家さん蝶 萬太郎
伊東春海 橘三郎
勘蔵 竹三郎
新吉 菊之助

四、女伊達（おんなだて）
　 　
女伊達木崎のお秀 孝太郎
男伊達淀川の千蔵 萬太郎
同　　中之島鳴平 国　生

今年の夏の大阪は充実の部隊。
沼津、藤十郎のお元気な姿。

身替座禅、仁左衛門はかなり大仰に演じたか。翫雀ははまり役。橋之助は、こういう役が多くなるのだろう。梅枝、児太郎もまあまあ。

豊志賀、萬太郎がいま一つか。竹三郎もはまらない。菊之助、時蔵はしっかり。

女伊達、国生がダイエットして、すっきりでいい男になった。

鎌塚氏、振り下ろす

本多劇場　G列5番

作・演出　倉持　裕

出演

三宅弘城
ともさかりえ
片桐仁
広岡由里子
玉置孝匡
ベンガル
北村有起哉

笑あり、ベースにそれなりの時代風刺もあり、難しくなり過ぎず、心地よく観客に笑いと思考を与えてくれる。
これが倉持の持ち味なのかもしれない。
役者が非常にしっかりしているのも良い。

七月大歌舞伎 昼の部

歌舞伎座　1階17列17番

一、正札附根元草摺（しょうふだつきこんげんくさずり）
　 　
曽我五郎時致 市川右近
小林妹舞鶴 笑三郎


二、通し狂言 夏祭浪花鑑（なつまつりなにわかがみ）
お鯛茶屋
住吉鳥居前
三婦内
長町裏
団七内
同屋根上
団七九郎兵衛 海老蔵
三河屋義平次 中　車
一寸徳兵衛 猿　弥
琴浦 尾上右近
お梶 吉　弥
玉島磯之丞 門之助
おつぎ 右之助
堤藤内 家　橘
釣舟三婦 左團次
お辰 玉三郎


夏祭、通しに近い上演。
海老蔵はそれなりの団七像を造りつつある。
中車、うーん、笹野がやっていたので、さほど違和感もないが。熱演はしていた。
猿弥、良く演じていたと思う。
玉三郎のお辰が意外にいまいちだった。

最後の立ち回りは良くできていた。
串田演出のすっきり感は取り入れても良いだろう。

新宿 イタリアン ClaudiaⅡ

Ⅱは初めて。
元祖は満席だった。
こちらは二階もあり、広い。

スパークリングと白一本。
小皿で野菜やサラダ、カルパッチョ等を頼んで、ピザ。
一人5000円チョイ。
まあ普通に美味しい。

そのあと、行きつけのバーで軽く飲む。

ホフマン物語

オーチャードホール　1階35列10番

揮：大野和士（フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者）

キャスト：
ホフマン：ジョン・オズボーン
オランピア/アントニア/ジュリエッタ/ステッラ：パトリツィア・チョーフィ
リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット：ロラン・アルバロ
ミューズ/ニクラウス：ミシェル・ロジエ
アンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ：シリル・デュボア
ルーテル／クレスペル：ピーター・シドム
ヘルマン/シュレーミル：クリストフ・ガイ
ナタナエル/スパランツァーニ：カール・ガザロシアン
アントニアの母：マリー・ゴートロ

合唱指揮：アラン・ウッドブリッジ
合唱：フランス国立リヨン歌劇場合唱団

スタイリッシュな舞台だったという印象。
でもそれほど尖っているわけでもない。
フランスらしい演奏。
楽しめた。