ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろう、というよくばり旅行の日記です。
世界遺産ハロン湾で宿泊した、4つ星ホテル、ロイヤルインターナショナル。(ハロン湾では4つ星ホテルが最高なんだそうです。) 今回はけっこう贅沢な旅なんですよ。
庭にこんな可愛いカートがとまっていました。 おそらく宿泊客を客室やヴィラへ運ぶためのものでしょう。
というのは、このホテルは広大な敷地に、5,6部屋ずつを単位とするいくつもの宿泊棟、カジノやスパ、プール、一戸建てのヴィラなどが点在しています。 荷物を持って宿泊棟まで行くのはたいへんですから。
一軒家のようなヴィラ。 斜面を利用して、海が見えるように建てられています。 家族でこういうところに泊まって、何日かをのんびり過ごすんでしょうねえ。
うう~、 夜遅く着いてもう朝には出ていくのがもったいない。
メインの建物は今、200室ほどの宿泊棟を建設中です。
最近のハロン湾の人気上昇で観光客が増え、より多くの宿泊客を受け入れできるようなホテルへと変えようとしているのでしょうか。
部屋はもちろんオーシャンビュー。 ハロン湾が見渡せます。
でも、これはホテルの庭から見たところです。
あれ、あれ、あの変わった帆掛け船に乗るのよねえ。
その前に朝食です。
朝食は、どこも同じようなビュッフェスタイル。 英語で料理名が書かれていますから、ていねいにそれを読んでchikinを取らないようにしなければ。 それなのに・・・・・
日本でいえば高校生くらいの、あどけなさを残した男の子に麺を作ってもらったのですが、 トッピングが2種類あって、薄切りの牛肉らしきものと、竹の子のような野菜とどちらかを選ぶようになっています。わたしはもちろん野菜の方を選びました。 さらに、薬味とすだちのしぼったのと、チリソースを入れて、 いざ、食べようとしてはっと気がつきました。
これは野菜じゃない!
にわとりの手羽先のようなもの(ずいぶん小さいけど)が見えるし、鳥皮のぶつぶつのようなものも見えます。 でも色は卵焼きのように黄色い・・・・・・・ わたしはガイドブックで読んだ、アヒルの卵を思い出しました。 雛が孵化する寸前の卵を茹でて食べるんだそうです。 多分、いや絶対、これがアヒルの卵よね。 いやいや、卵ではないわ、すでにアヒルの肉(わたし的には=chikin)そのものです。 ここまで温めておいてなぜに?
速攻これを取り出し、夫の皿に置きました。 夫の感想は、特にどうってことはないということでしたが。
麺そのものはあっさりして、レモングラスの香りがさわやかで、とてもおいしかったです。 以後わたしは毎日朝食でこの麺を食べました。
ホテルの庭は緑豊かで、おもしろい、珍しい植物がいっぱい。
カラジウムは、壁にはい上がるほど元気よく茂っているし、椰子の花はとってもおもしろい形
八重咲きのハイビスカスは赤とピンクがありました。
名前の分からない、きれいな花
珍しいといえば、こんな物も。
大きな扇風機みたいなのを持ち運んでいるのです。 木陰においてパソコンを打っています。
さて、いよいよハロン湾のクルージングに出かけます。
わたしたちの乗る船は・・・・あら、帆掛け船ではなかったわ~
たくさんの船がひしめいています。 これ、全部クルージング船です。 そしてその間を小さな船が行き来するのが見えます。
これは果物などを売る船。 大きな船のそばに来ては上の客に呼びかけていました。 もちろんわたしたちの船にも来ましたが、ガイドさんからは、買って食べないようにとの注意が。
この旅行では事前に、またバスの中でも、生水は飲まないこと、歯磨きもミネラルウォーターですること、氷の入った飲み物も飲まない、生野菜や果物も食べないようにとの注意を何度も言われました。
なのでわたしたちは忠実にその言いつけを守り、生ものは一切口にしない旅を続けました。 ーつづくー