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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

這い上がる白い花

2012-09-07 13:42:43 | 植物
 近頃あちこちで目につく白い花。それが結構高いところまで這い上がっているんですよね。

 びわの木のてっぺんまでとか、

 

 桜三里で見つけたのは



 垂直によじのぼっているので、まるで花の壁のように見えます。

 この花の正体、どれもほとんどまちがいなくセンニンソウです。


 ヘクソカズラも混じっているようですけど。

  近くで見ると、野に放っておくには惜しいような美しい花です。





 子どもの頃、家の近くの畦に一株だけこの花があって、この花を見に行くのが大好きでした。私の知っている限り、そこにしかありませんでしたから、子供心に希少価値のある大切な草だったのです。
 数年前、同じ場所にこれを見つけたときは、奇跡に近いと感動しました。 畦がつぎつぎとコンクリートで塗り固められ、畦の草を踏んで歩くことなどもうできないと思っていましたのに、その畦が残っているばかりでなく、50年以上もの長い間子孫を残し続けていたのですから。

 繊細な花姿に似ず、たくましくしたたかなのかもしれません。
 今年、やたらとこの花が目につきます。以前に比べ、急激にふえているような気がするのですが・・・・ 
 こんなに高く這い上がって木々を覆うようでは、手放しに愛でてよいものだろうか。私の中での希少価値もうすれてきたしなあ。でもやっぱりきれいだし・・・・


 おまけ
 同じ蔓性の植物でも、ヘクソカズラの花は、ずっと地味です。
コメント (4)
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