あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

山陰に咲く花 その後

2018-09-22 09:40:22 | 植物
 きのこ探検からそろそろ本道に帰らなければ。
 しかし、

 道に迷いました。

 柿畑の中って、広いし、持ち主が軽トラで作業しに行くために縦横に道が通っているし、碁盤の目のように区画整理されてるわけではないし、田んぼと違って木々や雑草で見通し聞かないし・・・いいわけはいくらでもできますが・・・・
 ただ道がある限りいつかは大きい道に出るだろうと当てずっぽうで走っていたら




 こんな景色ですよ。まるで原生林。放置されたままどれだけ年月を経てるんだろう。さすがにこりゃいかんと引き返すことにしました。ゆっくりと車を回しているとき目についたもの



 何?もしかして桜三里のレストパークで見た花の実?

 そこで、休憩がてらふたたびレストパークへ。同じ実を期待して。ところが、

 きれいさっぱり刈り取られてなにもありません。(写真撮り忘れた)そしてびっくりしたのは、



 手前の方、わかりますか? 山と歩道との境にさつきの生け垣があったのです。草に覆われて気がつかなかったなあ。
 もちろんヤマノイモの姿はありません。ミズヒキソウは?



 ありました。山に咲くのはやはりうちのより鮮やかできれい。
 ウバユリは?



 一株だけ残って実ができていました。

 サルトリイバラ



 手を伸ばすと届くようになっていました。この写真を見せると、弟の顔がきらん
「この葉っぱをとって帰って、だまって置いといたら、必ずかしわもちになっとったのう。」うちの方ではサルトリイバラの葉で包んだお餅をかしわもちと言います。母が大好きで、葉っぱを見つけるととらずにはいれれませんでした。だから黙って置いておいてもいつの間にかかしわもちに変身していたのです。
わたしもとりたいのはやまやまでしたが、さすがに何台も車が停まっているこの場所では採れませんでした。それにこの葉の並び! 一枚でも採ってしまったら調和が崩れるでしょう?

 生け垣の向こうには様々な植物が生えていました。

 エゴ


 実がついています。花が咲いたのを見たことなかったなあ。

 冬イチゴ


 これも実がついていますね。手前のシダの姿も美しい。

 白いハギかなと思ったのですけど、どうも花が違うようです。


 昔の人が野山の植物を模様のモチーフにした気持ち、わかります。雑然と見えても一つ一つは味わい深い、おもしろい物が多いのですもの。

 あれ?あんなところに彼岸花


 生け垣の向こうはけっこう急な斜面で森になっているんですが、なぜあんな所に彼岸花があるのでしょうか。あまり種では繁殖しないと聞いています。鳥が食べてここまで持ち込んだ?とも考えにくい。人が球根を持ってきた?

 この森の木は植林された杉や檜ではなさそう。自然のままのように見えるのに、実はあじさいや椿の木、南天などがあって、ちょっと不思議なエリア。あ、車で一分ほど行ったところにフジバカマらしき群生も。
 いつか、時間をかけて歩いて探検してみたいです。

 
コメント (4)
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