あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

カワセミはどこに

2019-02-02 22:49:19 | 生き物
 ピンチヒッターで早朝田んぼに通いながら思い出しました。
 昔、たんぼ道の脇を流れる、コンクリートで固められた水路にカワセミがいたことを。朝通りかかるとよく道ばたから水路をのぞき込んでいたのです。それもいつの間にか見なくなりました。カワセミはどうなったのでしょう。

 カワセミは清流の鳥と思っていましたが、清流でなくても小魚がいれば案外身近なところにいるものだということを知りました。そのカワセミが今も住んでいる場所を一つ知っています。

 兼久の大池です。



 2014年秋、周辺の自然観察会に参加したとき現れて、参加者一同大興奮したことを覚えています。
 2016年春、ドライブでここに来たときはもっと近くに現れて、きれいな写真を撮ることができました。
 そして去年2018年秋、再び自然観察会に参加して講師の先生に聞いてみたら、「まだいると思います。」との返事でした。が、その日は見ることができず、後日行ってみました。そうしたら、
 
 いたのです。4年前とほぼ同じ茂みで見ることができました。が、道近くの岩の上はわずかにフンのあとがあるだけでした。証拠写真はあるのですが、残念ながらパソコンに取り込めませんので。

 その後池の水が抜かれたという話を聞いてわたしは愕然としました。

 水を抜くー魚が死ぬー魚をえさにしている鳥が生きていけないー鳥は死ぬ、あるいは別の場所に行ってしまう

 そんな構図が頭の中に浮かんで絶望的になりました。

 先日、様子を確かめに行ってみました。そうしたら

 ほっ

 抜かれたのは少しで水もあるし、カモもいました。そして岸近くの橋やあずまやが整備された水辺には



以前は大きな鳥は一羽もいなかった場所に



 オオバンがいたのです。それも7,8羽いたでしょうか。道からは目と鼻の先。わたしはそおっと近づいたのですけど気づかれました。みんなさりげな~く向こうへ泳いで行ってしまいました。50倍ズームのカメラならその場で大きく写せたんですけど。やっぱりパソコンを何とかしなければいけませんねえ。

 しばらくするとまた元の場所に戻ってきて、やがて陸に上がりました。



 草むらで何か食べているみたいです。ここは水の中にも草が生えていて、オオバンはそれを食べているようでした。何度も頭を水に突っ込んでいました。 

 しばらくするとどこからかセキレイのような鳥が飛んできました。



 どこにいるのか全くわかりません。
 なんだかわからないくらいトリミングしてこれ。



 これ、前に来たときも同じ方向から飛んできて、同じような場所を歩いていました。あのときはカメラで撮ったのですがくちばしの形からセキレイではなくシギではないかと思いました。シギは自然観察会の日にも現れましたから。でもわたしのスマホは倍率が低く、判別できません。

 というわけで、他の鳥たちは見ることができたのですが、いつもの場所にカワセミは見られませんでした。


 飛び飛びの石の向こうあたり、かなり遠い場所なのですが、あのきれいな羽は目につくのです。
 この前目撃したときは、石は水の中で見えませんでした。そして木の枝が水の上に張り出して、カワセミが魚を待つには都合が良さそうでした。でも、今は木の下は干上がって砂が見えています。これでは魚を待つことはできません。カワセミはどこかいい場所を見つけたのでしょうか、それともこの池を捨ててしまったのでしょうか。
 

コメント (6)
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