日曜日、義妹に用があったので実家へと出かけましたが、義妹が1時間ほど出かけるメールがあったので、時間つぶしに、「森の交流センター」へ。
駐車場について車を降りたら
「あら、お義姉さん?」
なんと、義妹のお出かけ先もここだった! 姪と赤ちゃん、そして義妹の妹さんも一緒でした。 ほんとうに、みんな考えることが同じだねえ。子連れで行けるところを一生懸命探しています。
彼女たち、もう帰るところでしたがわたしたちにつきあってもう一度園内を一周してくれました。この前弟夫婦ときたのはいつだったかなあ。園内の一部は県警の機動隊庁舎になってしまって、貴重な大木が失われています。
「ここへ来るたび、楽しさと悔しさが一緒になる。」と彼女は言いました。突然のことで反対運動さえもできなかったと。
植物に詳しい彼女がとっておきの木の場所を教えてくれました。
事務所よこに「ハナイカダ」
温室の近くに「チャンチン(香椿)
まっすぐな木の先に鮮やかな新芽。だけどどれもぼけていました。すみません。その姿が、ろうけつ染めの道具のチャンチンに似ています。関係あるかどうかはわからないけど。
入り口入って左側に「ユリの木」
葉っぱだけだとつまらないので、花が咲いた頃にまた来ましょう。
これは何かな?


もう一つ、
マメ科と思ったのですが、名前をど忘れしたそうで、夜になって義妹からメールがきました。「ヒメハギ」の仲間でポリガラ・ミルティフォリアだそうです。
ここを訪れる人は花のシーズン以外は少ないです。しかも花見でもアルコールは禁止なので、静かに花を楽しむ家族ばかりでしたが、今年はこんな看板が。

この桜の大木が満開になると見事で、トラオと父とを連れて来たこともあります。満開はまだまだ先のようです。

今は白い花がきれい。
リキュウバイ

アセビ


オオシマザクラ。わたしには真っ白というイメージでしたが、ほんのりピンクでした。

椿は機動隊の建物のほうにいろいろな種類が植えられていたのですが、今はほんのわずかです。
だんだん野趣が失われて、バラだの梅だの普通の植物に換えられているーと彼女は嘆いていました。
一応県の施設である以上、たくさんの人に利用してもらいたいし、そうすると万人受けする植物を増やさないといけないんだろうねえ。そんなことを語り合いました。
東京の上野の森ーあんな風に巨木があっても明るく安心して散策できる、そんな場所であったらいいのにと思うわたしたちは少数派なのかもしれません。
入り口付近のシモクレンはそのまま残っていましたが、ハクモクレンは切られてしまったそうです。「実は昨日は息子の孫たちと来て、花が散ったばかりでとてもきれいだったのよ。」あらあら、毎日来てるんかい。


花の絨毯の上を走る子どもたち。
植物以外何もない園内でも、木の陰でかくれんぼをしたり、鬼ごっこをしたり、楽しんでいました。