ハウスの中で
今年はカメムシが多いとか。トマトが1本枯れてしまいました。

こんなによってたかってー 気づくのが遅かった。
ホオズキカメムシなのかなあ。もうちょっとよく見える写真を撮っておくべきでした。

カメムシは大切なものも狙っていました。今までになく大きく立派になりつつあるマンゴーですが、ネットに・・・

うわっ、いっぱいいる。どうやらネットの上からマンゴーの果汁を吸おうとしているらしいです。

マンゴーの木の下にはびこっているサツマイモの葉っぱをかき分けてみたら

うようよ。ホオズキカメムシの幼虫かしら。カメムシは成虫と幼虫とで別人くらい姿が違うのがいるので、わたしには覚えきれません。
ハウスの中だけでなく収穫を迎えた畑のトウモロコシも、点々とカメムシにやられて黒くなってしまいました。美味しい物が大好きなカメムシ。迷惑な虫です。いや、農家にとっては収益にかかわる大問題なのです。こうなると、放ってはおけなくて、部分的に殺虫剤をスプレーしておきました。
カメムシのように樹液を吸う虫、アオバハゴロモ。
どちらかというと野生植物でよく見かけます。大発生しない限り実害が少ないようで、あまり目の敵にはされませんが、植物にとっては迷惑な虫。

ぴょんと飛ぶそのときに一瞬開いた羽が見えるのですが、その色がとてもきれいなんです。

みかけは全然違うけど、これが幼虫かな? 一見ゴミのように見えますが、しばらく観察していると、動いていました。


これも大迷惑ですよ~ イラガの幼虫。
食べ頃になったブルーベリーの葉にくっついていて、ウマオとわたしが刺されました。ウマオは学校でも刺されたとかで今年2回目です。

ただ、ハチのようなひどい痛みではなく、刺されたところをしっかり洗い流したら間もなく痛みがなくなりました。 葉っぱの裏に潜んでいて、色も葉っぱの色、ほんのちょっと触れただけでも刺しますから困ります。柿やもみじ、桜の葉にもいて、頭上から落ちてくることもありますからほんと、迷惑。
葉っぱの裏でかたまって孵化します。この段階で見つけられたら、葉っぱごとちぎって捨てればいいのですが

気がつくのは、木全体に散らばってからの方が多いのです。
それからこれ。カナブン。(ここで訂正 himesijimiさんに教えていただきました。シロテンハナムグリだそうです。ハナムグリは花粉や蜜を食べて受粉の役目を果たしてくれるので益虫とされています。樹液も吸いますが、この樹液は表面に染み出た液のことで、生木の内側の樹液を吸うわけではありません。重大な害を及ぼす虫ではないと私は思います。ただ我が家にとって少々迷惑なだけですのでその点お間違いなく。ただ、よく似た虫のカブトムシはトウモロコシの汁も吸うんですよねえ。カメムシみたいに。一度大被害にあったことがあります。)


イチジクがおいしくなりかけたらすでにこの虫にやられてる。
この間など、あまりにもたくさん群がっていて、近づくと一斉に飛び立ったものだから、一瞬ハチが襲ってきたかと思いました。
一つの実にこんなにたくさん。


こんなに腐ったようになってもまだしがみついてる。当然ですね、むしろこんな発酵した状態のほうが好みなのです。

ハナムグリがやってくる前は人間様の口に入っていたイチジクですが、今はもうあきらめています。どう競争したって群がってくる虫にはかないませんもの。
ところで、
同じく樹液を吸う虫ではありますが、初めて目にしたものを二つ
大きさは2センチくらい。その異様な模様にびっくりしました。調べてみるとそれがカメムシの仲間だったのでまたまたびっくり。

多分、外来種のキマダラカメムシだと思います。だんだん増えてきているとか。温暖化のせいではないかと言われています。
ヨウコが、「木に化けている?」と言っていましたが、ほんと、どこにいるのかわかります?

もう一つ、ゴマダラカミキリはよく見かけますが、これは斑点が黄色い、キボシカミキリ。桑の木を食害するとかで養蚕が盛んだった頃は桑の木でよくみられたそうです。これもシルク博物館の桑の木で見つけました。わたしには初めて見る虫でした。

カミキリムシは、幼虫が木の内部に住んで木を食い荒らすので本当は大迷惑なんですけど、甲虫ってかっこいいので、そして捕殺しにくいので、ついつい見逃してしまいますね。