ぐずついた天気が続いた日、
日陰に放置しているちいさな鉢の中に
わんさか芽が出ました。
何の芽かというと
これです。
パッションフルーツ
これは、中身を何も加工せずはちみつと一緒にヨーグルトにかけたもの。
果肉というより種ばかりと言った方がいいかな。
冬に採れたパッションフルーツはすっぱすぎるので放っておいたらこんなにもしわしわになってしまいました。
それをそのまま鉢の上に置いただけなのですが
中身はすっかりなくなって皮だけが残りました。そして後には数えきれないほどの双葉が出たというわけです。
去年の夏食べた実の種も撒いておいたのですが、ず~っとそのままで、冬の種と一緒に芽が出ました。要するに、発芽の適期というのがあって、それを外すとどんなに世話をしても芽は出ない、ということなのでしょう。わたしは種があったらとりあえず地面に放置しておきます。1~2年はそのままで。忘れたころに出てくるのがたまにあります。きちんと整理整頓されたお庭が好きな方には耐えられないでしょう。でも、じっと待っていると
例えばこれね。
パッションフルーツがわんさか出てくる前に双葉が出て、あら、うれしい、やっと一つパッションフルーツの芽が出た、と喜んでいたのですが、なんだか様子が違っていて、ぐんぐん大きくなってきました。同じ鉢に二つだけ芽生えたパッションフルーツとは明らかに違います。
もしかして?
根元を詳しく見てみました。
おおきなまるい種から出ている。これは?
この実からでてきたのでしょうか。
一昨年手に入れたムクロジ。
大事に飾ってあったのですが、表面にカビが生えてきたし、色も悪くなったのでこの芽出し場所に置いておいたのです。そう、芽出し場所。日陰で水道の蛇口に近い、ここに植木鉢をいくつかおいて、何でもかんでも種をおきます。土もかぶせません。自然界と同じように運が良ければ芽が出るだろうと・・・
せめて、外の蠟のような皮を剥いでおけばよいものを。でもよかった、わたしムクロジの木が欲しかったのです。漢字で書くと無患子。文字通り子供の無病息災を祈る木。実は羽根つきの羽になり、皮は石鹸のように泡立ちます。このまま鉢でそだててそのうち畑の隅にでもこっそり植えておこうともくろんでいます。
もう一つこっそりと植えておきたいもの
汚らしくなりましたけど、これも蝋のような皮でおおわれたナンキンハゼの実
皮が破れて黒い実が出てきました。もう少し待ってみるかな?
昔うちにも勝手に生えてきたのがありましたが、場所が悪く切ってしまいました。公園などであちこちに生えているのを見るとさほど難しい木ではなさそうなのですが、きっと忘れたころに芽が出るのでしょう。
ナンキンハゼも大好きな木なんです。紅葉も白い実も。先月、初めてナンキンハゼの花を見ましたが、これがあの実にと思うくらい予想外の姿で、楽しかったです。大きくなる木ですからこれもこっそり畑の隅に・・・・
それからー
春先に実が落ちているのを見つけてそのまま様子を見ていたものがあります。
何でしょう?
マユハケオモトなんですよ。ようやくここまで大きくなりました。
ここで大きくなるのを待って全部を植え替えるか、小さいのだけ別の鉢に植えるか思案中。
ははは・・・ごめんなさい。なにもかも、大切に丁寧に育てておられる方から見れば、ひっくり返りそうなくらいずぼらで、参考にもなにもなりません。ただの自慢です。