せっかく収穫しても五分の一くらいしか食べないでほぼ捨ててしまったポポーです。そんな無駄なことしないでも、放っておけばいいものをーと思いますが
毎日せっせと畑に通いました。なぜなら、この畑が好きだから。
ポポー畑は昔は水田だったところです。田んぼ地帯には大小の水路が張り巡らされています。果樹園地帯から1キロも離れてないのに植物や生き物など、果樹園地帯とは雰囲気が違うのが好きなのです。
あるときなど、水路の上をエメラルド色に輝く鳥が飛んでいきました。カワセミです。もう10年以上も前に見られたカワセミ。その鳥そのものか子孫なのか、まだここに住んでいたのです。ということは、水路には魚が? しばらく覗き込んでいたら、メダカぐらいの小さな小さな魚が泳いでいるのが見えました。
それから台風の翌日には
頭隠して尻隠さずー逃げようとしてネットに潜り込む際にちらっと見えたのは裏側の赤い色。これはトカゲではなくイモリでした。 これも水路から上がってきたのだと思いますが、こんなものまで住んでいたとは。
田んぼによくいる両生類といえば
わたしは今までずっとイボガエルと思っていたのですが、ヌマガエルだそうです。ヌマガエルは割と汚い水でも生きられるらしいので。
葉っぱの上にはアマガエル。
けれど、昔に比べてカエルは相当減りました。
一時ネットにたくさんとまっていたこの虫
なんだかごみに見えたこの虫。
トビケラじゃないでしょうか。細かく分類しませんけど、おおざっぱにトビケラ。ということは、水路の中にはその幼虫がいるということですよね。
水田地帯だからこその生き物がこんなにも見つかりました。 乾いた果樹園地帯では決して見つからない生き物です。
それから、写真はありませんが黒い羽根のハグロトンボもたくさん飛んでいました。これも水辺に多いトンボです。
トンボは写すのがむずかしいです。ピントが合ってくれません。
アキアカネはもう真っ赤っか。
蝶はどこにもいますが、花のないポポー畑でも見られるのは、
特に腐った果樹の好きなこの蝶は、よく落下した柿にもとまっています。
羽を開いてくれないけど、タテハチョウの仲間かな?
ヒカゲチョウ?
ツマグロヒョウモン
これも?
これはガです。ガと聞くだけで嫌う人もいるけど、ガの模様は個性的で素敵。これなんか、背中に子供をしょってるように見えませんか?
トンボはなかなか写せません。ピントが草に合ってしまってます。何トンボ?
そして気になっていた泥の巣。ポポーと一緒にネットに落ちて割れていました。
もう空のようですね。部屋が分かれているのかな? 複数のハチがここで成長したようです。
また伸び始めたギシギシの葉は穴だらけ。これは!
最近になってその存在を知った、ハグロハバチの幼虫でした。濃い緑の水玉がかわいい。見方によっては緑のう◯こに見えなくもないけど。
車に乗り込もうとしたら、アリがたった一人で羽を運んでいました。「ああ、ヨットのようだ」って言った詩人、だれだったかな?
それから葉裏でこんなものを見つけたのですが、薄暗くて何かわからず。こうして写真を見てみると、イラガの抜け殻のように見えます。
イラガはねえ、
どこにでもいます。ポポーは虫が付きにくいと聞いていますが、イラガだけは別。小さいし、葉っぱに同化してるし、もう何度刺されたかわかりません。これだけはいまいましい虫です。いや、いまいましいのがもう一つ
ヤブカ
小さな小さなカがものすごくたくさんいまして、虫よけスプレーするのを忘れたものなら、腕に5,6か所あかいぶつぶつがー そして、車に乗り降りするだけの間に2,3匹は中に入ってくるんですよ。