朝食を終えた人から自由に散策です。
なぜかこの庭のパンフレットが見当たりません。しかたなく、ガイドさんの話を呼び起こし、ネットを検索して得た情報を元にまとめます。
ガーデンのはじまり
柴竹昭葉さん(故人)が1500坪という広大な土地を購入して庭を作り始めたのは63歳の時。以来94歳で亡くなるまで、花と遊び花を世話し続けて、現代の花咲ばあさんという名物おばあちゃんだったそうです。
人生百年時代。還暦から何かを始めても四半世紀以上取り組める!なんだか勇気づけられるお話でした。
柴竹おばあちゃんが目指したのは、子どもの頃遊んだような、野の花が咲き乱れる野原のような庭。
分かる。
見せるお庭ではなく、毎日違うお花を探して歩けるような、そんな場所、大好き。
この時はお花は寂しかったです。

シャドーガーデンの林の木も、手植えだそうです。
始めから生えていた木を利用したのかと思った。 30年もたてばこうなります。

庭作りのコンセプトは
◯ 散水はしない
地下水を汲み上げるのも土地に負荷がかかるから、お花には、自分で根を伸ばしてお水にたどり着いてね、と言っていたそうです。
◯ 化学肥料は使わない。
庭の端っこに、家畜のふんやわらなどを発酵させて肥料を作る場所がありました。もちろん無農薬。
◯ 植物は宿根草を中心に、野草や雑草と呼ばれるものもそのままに。
たった一輪そこにあった花。コウリンタンポポですかね?

遠くて分からなかったけどヤナギランか何か

ヤブレガサ?

ただ、一年草が全くないわけではなく、広々とした芝生の所々に



サルビアなどが植えられていました。まだ小さい苗でまばらでした。これから茂っていくのでしょう。
白いハマナスだったかな?


アナベルとカンパニュラ

これはバーバスカムよね?違うか。うちにも、義妹のところにも植えてあるバーバスカムと同じ花とは思えず、この後訪問した庭でも悩み続けた花。なぜならあまりにも背が高く茎が逞しく、(うちのはひょろひょろして、先がグニャグニャに曲がってる)まっすぐで丈が高かったから。

後ろに大きな葱坊主のような花が写っています。アリウムなんですが…
そういえば昨日訪問した庭でもアリウムが咲き誇っていたのですが、たくさんある種類の中の何なのかでも悩みました。
アリウム ギガンチウム?
いや、こんなに大きくないはずよ。花ももっとまばら。
けど大きなアリウムといえばギガンチウムしか知らない。
ここではいい写真が撮れなかったので、十勝ヒルズのを再掲



とにかく大きいんです。
この緑と赤のコントラストが大好き。多分スグリ。赤い実がまるでビーズみたいに透明で綺麗なんです。でも、何度植えてもうちでは一年でダメになってしまいます。

これなんかも、うちの方では山へ行かないとみられない
ヤグルマソウ

普段見られない植物を見ること。わたしにとってはこれも非日常。
子どもの遊び場もかわいい

白い東屋。ここで休憩したり訪問者とお喋りしたら楽しいでしょうね。外国の小説とか映画で見たことがあるけど。

広い敷地の残りは、平行に通り道を作って行き来できるようになっていました。曲がりくねった小道に花が咲き乱れているといった、構成に凝った庭ではなく、河原の土手の両側を見て歩くと行った気分。懐かしい子どもの頃を思い出しました。こうして一人で土手の草花を探して歩くのが好きでした。今は子どもが一人で川にいるなんてとても考えられません。

この道の裏。ここでもギボウシ


サラサウツギ


シャクヤク

シモツケ

カルミア

アストランティア。

ジヤコウアオイ

何もかもが一度に咲くんだねえ。
スモークツリーも、どこのお庭にもありました。

そして一番目を引いたのが

クレマチス。その元気なこと。
飾り方も色々
フェンスも何もないところにはくねくね曲がった棒が立ててありました。


もちろんアーチも

種類も多い





もちろんアーチも

種類も多い



こんな、黒黒とした色もあるんだ。

鮮やかな赤に近い色も。

人のいない森を抜けてレストランに戻ってきました。ほぼ全体回ったかな?
続く