酷暑の今年のお盆。どんな年だったか書き残しておくことにしました。
もう、3週間以上雨が降っていません。空き地のアレチノギクがもうすぐ枯れてしまいそうです。

早くも熟れている柿? いいえ、日の当たる部分だけ火傷しているのです。

お盆の前に墓掃除に行きました。いつものように、電動草刈機、強力枝切りバサミ、刈り込みバサミ、鎌、手ぐわ、5つ道具を持って。
というのもうちの墓地は綺麗に整地された都会の墓地ではなくて、エノキの大木がそびえ、低木やつる植物が生い茂る空き地と、放棄された梅畑に三方を囲まれています。
うちのお墓に行くまでの通路を、人が通れるようにするのが1日目の仕事。運が良ければ母屋のご主人が草を刈ってくれているのですがあいにくわたしが行く方が早かったみたい。
墓周りの雑草は枯れかけていて、簡単に抜けました。手ぐわは不要でした。
お墓の掃除は別の日に
掃除しても次々と落ち葉が降ってくるので、ギリギリまでやりません。
花を立てるのは14日に。花と言っても、シキビ(シキミ)だけ。色のついた花は飾りません。
うちは畑の隅にシキビの木を植えてあります。その木が

イシミカワに覆われていました。ここは、時々、隣の柿ばたけに灌水するスプリンクラーの水がかかる位置にあるので、何もかも元気、元気。
14日の空。


母は、よく、
夏の夕焼け川向越すな、秋の夕焼け鎌を砥げ
と言っていました。立秋から一週間、これは秋の空?気温的は夏なんだけど。
夏とすれば翌日は大雨、ということになるのですが、15日は降りませんでした。秋の夕焼けだったか…
お盆に野良仕事なんかしたら笑われるかしら?
ちょっぴり後ろめたい気持ちでポポー畑に行きました。この間草刈りをしたのですが、バッテリーの充電切れで刈り残したままになっていました。心なしか朝の気温が下がって来たようなので、あれくらい始末できるかなと思ったのです。
そうしたら、他の田んぼの方から機械音がしました。よかった、最近は、盆暮がどうのこうのなんて言わないよね。兼業農家なんてそんなこと言っておれないもの。
見ると、コンバインを操作しているようでした。あれ!稲刈り?
後でこっそり見に行きました。
本当に稲を刈っていたのです。


稲穂が垂れている。

産直市に行ったら、令和5年産の米は終了、8月末から6年度産を販売するとの張り紙がありました。
もう新米の季節なんだー
さて、ポポー畑ですが、草刈りは短い時間で終わりました。しかしー

実が随分大きくなってる!ネットかけを急がないと。
それどころではありません。もう熟して落ちているではありませんか。

これなんか

これなんか
いつ落ちたんだろう?

車に積んであったネットをあるだけ被せました。なので昼まで作業をしてしまいました。ここは葉が茂っていてわりと涼しかったのでできたのです。
食べられそうなのを拾って帰りました。

充分美味しい。

車に積んであったネットをあるだけ被せました。なので昼まで作業をしてしまいました。ここは葉が茂っていてわりと涼しかったのでできたのです。
食べられそうなのを拾って帰りました。

充分美味しい。
15日夜には、毎年山沿いの集落でお簾(おれん)踊りが舞われます。県の無形文化財に指定されている伝統の踊りです。
この踊りの名は、昔、雨乞いのために神社で踊っていたところにわかに御簾が揺れ雨がふりだしたという言い伝えによるものです。
今年は本当に雨乞いの踊りだわ〜と、思いを馳せていましたら、なんと、夜中に雷がなりした。
今までも時折雷のなる日はあったのですが、かなり遠くて、雨雲を連れてくることはありませんでした。今回はかなり近い。雨が降るかな?と期待しましたが、降りませんでした。
16日
実家のお墓参りに行きました。子どもたちはそれぞれ予定があってみんな別行動でした。
その後久しぶりに、弟夫婦と3人でおしゃべり。まったりと過ごしていたら、その後一仕事するつもりだったのが、すっかりその気が失せてしまいました。弟も同じだったみたいです。
まあ、今日は(仕事はしないでも)ええか。ノラの盆ばたらき言うけん。と昔のことわざを持ち出してきました。意味は、多分、
普段なまけている人間が、人が休んでいる盆に働いている。という意味だと思うのですが、
あはっ、初めて聞いた。昨日のわたしの後ろめたさはこういうことだったのかも。昔の人は、働く時に働き、休む時に休めと言いたかったのでしょうね。
おことわりしておきますが、現代の、盆正月関係なく働いてくれているみなさんを揶揄する言葉ではありませんのでお間違えないように。
最後に、いつも終わりかけの花しか見てなかったのですが、色鮮やかなキツネノカミソリを見ることができました。
