








文化祭の準備光景です。今日の放課後、4時くらいに撮影しました。デジカメを持って校内を歩いておりました。
みんな一生懸命です。
直前まで大雨でしたが、なにするものぞ。
野球部は校内で練習をしていました。
5時くらいから晴れましたが。
帰りの電車を心配したりしておりました。
ふと思ったのが、本校は実に常識的な行動の生徒が多いということです。
これが県銚の特色なのでありましょう。
いわゆるイキレルということがない。
興奮状態にあらずというのが実に好ましい。
つまり非行行為がない。
むろん警戒はしておりますが。
一時期、遠い思い出ですが、大学の学園祭をまったく真似をして、つまりちょっと背伸びしてわかりもしない西洋の思想家の名前など出していたものでした。文化祭の無い高校でしたから、あれはあれで背伸びした若人の特権だったのでしょう。校内弁論大会でした。そのまま大人になってその方面ではいっぱしの学者になってしまったのもいます。神学大学に行ったのが2名。チェチェ思想の学者もいます。あの時代を一緒に過ごした同級生たちが、今は何を考え行動しているのかと興味津々であります。一人だけ風のたよりで知りましたっけ。同級生で政治家になったのが。高校の時に主張していたのと違って、今は・・・・もう止めましょう。
しかし、NHKの「ハーバード白熱教室」ではないですが、そういう論理的な思考の鍛錬を高校時代にさせていただいたことは、貴重な体験でありました。いわゆる問題解決型ではない体験をしたことが、です。論点思考をさせていただいたことを感謝しています。
固定観念で、文化祭とはこうあるべきとか、こうしなくてはならんとかという論法は苦手であります。問題設定自体正しいのか?という疑問からいつもスタートするからです。
自分で設問を作り、自分で回答を作っていくという作業から得るものは多いと思います。プロフとか、ブログとかは、ある一つのカテゴリー自体を非公開にすれば実にいい問題集を作成することができます。しかも、字数まで自動的に計算してくれます。こんなに便利なものはありません。小論文作成訓練にもいい。実際わたくしも別のブログでやっています。
情報収集すると同時にアウトプットを心がけるべきでありましょう。それが在校生諸君にとっては、試験でありましょう。
大人になったらそういう基礎知識を基本として、マニュアルには無いいろいろな問題と闘わなくてはなりません。応用問題のオンパレードであります。
大人になるということは創造性の問題でもあります。いかに応用が利くかということでもあります。
そういうことを体験することができる一部小劇場が、文化祭なのでありましょう。わたくしはそう思う事にしました。高校の教員になってからは。ちょっと奥歯にものが挟まったような言い方ではありますが。
またお目にかかりましょう。