今朝は、銚子駅からタクシーに乗せていただきました。
県立銚子高校までお願いいたしますと申し上げましたら、「元の女学校ですね。今は男子生徒が入っていて女学校とは言えないです」と教えてくださる。
わたくしはなにくわぬ顔をして、しかし、表情はにこにこしながら、聞いておりました。
「進学も就職もいいそうですよ」と言われました。「ああそうですか、そんなにですか」ととぼけたのには我ながら呆れてしまいましたが。「どちらから来ました?」とか、いろいろ会話が弾みました。
それから就職がなかなか厳しくなっている世相も語っておられたのです。
聞かれませんでしたから、あえてその県立銚子の者であるとは言わないで、ニコニコしながらうかがっておりました。
ありがたい限りであります。
わたくしの居住地でも時々言われます。
県銚の変貌ぶりを、です。
本当に先生方の獅子奮迅ぶりに感謝しておるのです。
このあたりのことは、学事出版様から出た月刊高校教育に紹介をしていただきました。
ありがたいことであります。
一昨日、千葉市に出張していたのですが、帰途、ダイアモンド社から出ている雑誌を買いました。全国の高校の実力ランキングが特集してありました。以前から、計算方法について、他の雑誌の方針についてはいかがなものかと疑問に思っていました。それが納得のいく形で特集されていました。在籍数を考慮しないで書かれている場合も多々あったからです。これ以上はそれを見ていただきたいと思います。
全国のベスト200という欄ではちょっと驚きました。
なぜ驚いたかもここには書けません。千葉県に奉職しているのですから。ただし、個人的には満足しました。母校がかろうじて196位だかに入っておったからです。ま、たいしたことはないのですが。それよりも、躍進した学校に学びたいと真剣に思っております。ですから、こういう雑誌を見て情報収集を開始します。
それでも最終的には、精神性の向上を願わずにはおれません。精神性の退廃がどこからやってきたのであるかについて、真剣に考えております。そちらの関係の古典的名書を昨日2冊入手しました。古書でもかなり高い本でありました。ある仮説のもと、レポートを書いてみたいと思っております。こちらのことはまだ学習中ですので、いっさいここには明らかにできません。
こうした学習のきっかけというものは、どこにでも転がっています。
先日、市内のある学識者とお話をさせていただいておりました。そうしましたら、山田方谷の出身地の方でありました。矢吹邦彦先生著 「炎の陽明学 山田方谷伝」を数年前に読み、いろいろと資料を収集させていただいておりました。話が弾みました。
楽しいものであります。
ですからうっかりしておると、そういうまたとない学習の機会を失ってしまいます。
今朝、電車に乗っていた高校生の集団が、携帯ゲームの話で盛り上がっていました。楽しくてそれはそれでいいのでしょうが、そんなことで時間つぶしをしていていいのだろうかと思いながら、銚子までやってきたわけです。さすがに本校の生徒は、わたくしのそばには近寄って来ませんでしたが。
周囲がうるさい時は、冥想でもしているに限ります。
雑音が耳に入らなくなったとき、ふとした静寂が自分の心の中に訪れます。この時がチャンスです。メモをさっととるとか、記憶をしてしまいます。わたくしは、これを意図的に応用しています。自分の部屋に電子式のメトロノームを置いてあるのです。メトロノームの音が聞こえなくなったら、静寂の心境にはいるわけです。あまりにも雑然とした、あるいは雑音ばかりの世界から、ふっと抜け出て、学びの世界に集中するときに10分くらいですが、メトロノームを使います。これはけっこう使えます。電子式ですとかなり安いのです。1500円でした。本格的なメトロノームはとても手が出ませんから。
対話というのは、自分自身ともできるもののようです。
朝からほんとうにいろいろありました。
また来週!