と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

スペック

2011年07月13日 23時35分01秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
・よくわかっていないのに、わかったふりをするというのはこれはよくない。たとえばドストエフスキーを読んだと愚生が申し上げると、「あ、そう、ドストエフスキーね」「わかったわかった」と、言われる方も多い。

・これはとても危険です。なぜなら、愚生なりの理解がどうであったかを一言も申し上げていないのに、全部理解したような気になっておられる。

・愚生のような年代のドストエフスキー理解は、学生運動とその挫折というテーマから入っていった人も多いのですが、だからと言って万人がそうであるとは限らないのであります。少なくとも愚生だけは違っています。このことは今はまだ申し上げられません。公務員だからです。退職したら、そしてこのブログが残っていましたら書きましょう(^0^)/

・こういうのを価値の一般化のやり過ぎだと思うのであります。ちょっとした事象を拡大解釈して、真実だとしてしまう。危険ですよ。

・マキャベリという人がいました。この人も誤解が多い。半知半解の人にかかると、「あ、あの陰謀の・・・・ね」とかのたもう。お、っと思います。

・今日は午後から総合防災にかかわる会議があって、大震災以来(正確にはこの4月から)安全教育部会の部会長をさせていただいている身としては、お呼びがある以上出かけなくてはなりません。緊急の課題がたくさんあります。



・帰途、匝瑳市のいつも途中で立ち寄る古書店で、「韓非子とマキャベリ」(村田宏雄、神子 侃著)なる書籍を購入しました。他に「海戦史に学ぶ」(野村 實著)。

・どちらも欲しかった本です。遅かったのですが、今日は全く運動をしていなかったので、スポーツジムに寄って、いつものとおり読書。ながら読書ですが、ね。

・笑ったのが、マキャベリ。「最悪の罪」というのは「法律を作っておきながら、その法律を守らないというのは、国家として最悪の罪である」というところ。

・これはまったくの皮肉であります。最近の新聞を見ていると、これ以上の皮肉はありません。

・統率のあり方についても含蓄があります。たとえば、「好みを見せるな」という部分。韓非子曰く、「君主は好き嫌いを表にあらわさなければ、臣下は本当の姿をあらわす。君主が頭のよいところを見せなければ、かえって臣下は自然に能力を発揮する」。(主導篇)・・・・なかなかのものであります。頭の悪い愚生としてはいちいち納得できることでありまする。

・海戦史の本は、失敗学の素養があれば、実に面白い教科書になります。いくつかの海戦史を分析されていて、さすがに碩学。これは学校運営には興味深い参考資料になります。この手の本は本当に戦略を練るには参考になるのです。司馬遼太郎もいくつか推薦していますし。



・スペックという言葉があります。今日の会議で出て参りました。日本を代表される大会社の管理職の方からでありました。さすがであります。目の付け所が違います。

・学校を運営していても、そのスペックが明らかでないと、なんのために学校を運営しているのかが曖昧になってしまうことがあります。

・なにを話し合うために会議をしているのかわからなくなったり、なんのために学校があるのかということがどっかに吹き飛んだりしてしまうことは避けなければなりません。

・建物を作るために学校があるんでしょうか?違いますよね。学校があるから建物が必要であって、それはとりもなおさず内容の問題であるはずであります。さらに言えばニーズがあるかどうか。まさか、それをアンケートで決めるというわけにはいかない。アンケートで決めるのならば、全部他人に決めてもらって他人にやってもらえばいい。

・学校のスペックを主張して、それが受け入れられるかということを最も重要視したいのであります。まずはたたき台を提示するしかありません。情報開示です。県立銚子は、その一点について努力してまいりました。

・教育トライアングルであります。

・つまり、「学問の精励、健康体力の養成、人物・人格教育の徹底」であります。

・それだけであります。それだけ。半知半解であるとして、受け入れられなかったら、それっきりであります。だから、在校生諸君!日々頑張るしかないのであります。それはある意味、幸福なことであります。自分たちの頑張りが、将来の県立銚子を決定していくということなのですから。伸び盛りの学校に学ぶことは、リスクもありますが、こんなに楽しみなことはない。在校生諸君と教職員が学校を作っていけるからです。

・今をときめく大会社だって、小さな町工場からスタートした会社はいくらでもあります。クルマのホ*ダもそう。パナ*ニックもそうであります。

・スペックが明確であったからであります。

・安穏としているといつかやられてしまいます。油断禁物。たいしたことの無い成果を自慢し、安穏としているとそれこそ寝首をかかれてしまいます。もっともかかれるほどの寝首もなかったりしたら、それこそ嘲笑の的になります。

・ですから、努力していくしかないのであります。今日はしみじみとそれを感じました。やるっきゃないのであります。



・またあした!




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/