「ボクシングのロンドン五輪金メダリストで、22日のWBA世界ミドル級タイトルマッチ(東京・両国国技館)で新王者となった村田諒太(31=帝拳)に完全密着したNHKスペシャル「村田諒太 父子でつかんだ世界王座」が、28日午後9時からNHK総合テレビで放送される。」
上記の情報を得たので、録画していた同番組を21:51見終わった。家に帰るのが遅くなったので、リビングでじっと鑑賞していた。
感動した。
まるっきり哲学者の言動である。
アランも読んでいるし、フランクルもである。
凄い読書量だというのは知っていた。
しかし、恐怖心との闘いというのには、一番心打たれた。
それは、「ボクサー村田諒太は終わっても、父村田諒太は終わらない」という台詞であった。
これは背水の陣という言葉と相反するようだが、ボキは、違った意味で真の背水の陣を知ったような気がした。
彼の父親の生き方が反映していると思った。瀬戸内海で、施設職員をしながら農業もやっている父親である。
この父あっての村田諒太である。
考えさせられたよ。
マジに。
人生からの問いにどう答えていくかということが、究極にあるのではないのか。
まさにフランクルである。
人生をどう生きるかということではない。それでは主体がオノレにある。違うのである。
うううううううううううううううむ。
深いですなぁ。
「夜と霧」をボクサーに教わるとは。舐めていたのだよ、村田諒太君を。
ボキの書庫にもあるから、再度これを読み返してみようと思う。
良い番組を録画しておいたものである。明日、BRDに落としておこう。