おめぇさんはオレなんかより、ずいぶん若いじゃぁねぇかと言われることが多い。それは、ボキがみっともないほど老けて見えるからだ。なぜか。禿げているせいもあるだろう。顔がみっともないほど色つやがないからでもあろう。受け入れるしか無い。そういうみっともない顔に生まれてしまったことを。
しかしである。ボキより先輩であるということは、そんなに褒められたものでもない。だって、ボキより早く死んじまうだろうから(^_^)。実際、そうやっていつもボキを馬鹿にしている御仁に言ったことがあるからだ。目を白黒させていたから、余計ワラッチマッタが。
ボキは、自分より若い人であっても敬語を使う。リスペクトを表現する。あたりまえである。ボキより若い人であっても、学問や人格的向上をしている御仁もかなりおられるからである。
比べてオレはどうだ?と思うからである。なんにも努力していないし、挫折ばかりの人生であるからだ。成功したことなんぞなにもない。失敗ばかりの人生であったからだ。ずいぶん他人にご迷惑をおかけしてきたものである。
そう思ったから、乱暴な言葉でもって他人に接することができない。
もっとある。それはボキがいわゆる関東方言を使いこなせていないからである。きたない関東方言を使えないのである。常体の関東方言である。こっちには、敬体がないからである。いわゆるタメ口である。どうも苦手なのである。試したことはある。でも、言葉が詰まってしまう。ボキがボキでは無くなってしまうからだ。
集団就職列車で上野駅についてから、新聞配達して一番最初の大学学部に入学してから半世紀以上たっちまった。それからずっと敬語しか使えないのである。困ったもんだと思ってきたが、あ、そうでもないかと見直した。敬語を使ってばかりいると、それなりに丁寧で良好な人間関係を構築できてきたのかも知れないと思ったからである。
言葉でもって、人間関係を破綻するのはたやすい。アポ取ってから来い!とかよく言われるが、これも危ない言葉の使い方である。ガッコのセンコー等に多い。アポ取るほどエライのかよんと思ってしまう。笑ってしまうのである。実におかしいのだ。だからボキはイヤミでアポをとる。クルマの中からである。そしたら、玄関払いをされてしまう時もある。アポがアポになっていないのだ。「アホ」になってしまうからだ。アポをとれと言ってアホになっていたらしょうがないではないか。
だからあまり偉そうに生きていないほうがええでっせ。ボキのようなアホジジイに馬鹿にされておしめぇになっちまうから。
わはっはははっはははっはははっはははっはははっはははっはは
今日もなんもやることがない。
四月から入学する大学院で教えておられる一ノ瀬正樹先生の「死の所有」(東大出版会)を読むか。かなり難しいと思っていたら、昨日の夕方ワンコの話が出てきたからタノシイと感じた。タノシンデ読むことにする(^_^)。ボキより若いが、学歴もすべて優れておられる。なにしろ東大である。ボキの進む大学院の先生方は東大がほとんどであるしねぇ。
あ、ついて行けるかどうかという問題が浮上してしまった。大笑いである。
BYE-BYE!