珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

たびびとさんを訪ねて

2016-12-03 19:03:37 | オフ会
11月最初の週末は、筑波方面へ遠征しオーディオオフ会と筑波山登山を楽しんできました。同じ関東圏でありながらなかなか行く機会に恵まれず、実は今回が初の筑波入りです。たびびとさんとは先のPhilewebミーティング以来2度目となります。たびびとさんのブログは以前から拝見していましたし、Philewebでのにらさんとの交流も伺っていました。私より約1周りお若いのですが、オーディオ経験ではずっと上・・・そんなイメージを持っていました。春先にオフ会の相談をしたのですが、たびびとさんのお休みの関係で秋まで待った次第です。オーディオ訪問と百名山登山のカップリング、第五弾です。

つくばエクスプレスに乗るのも初めてでした。拙宅からつくばまでは距離がありますが、乗り換えは楽で表参道、北千住のみです。北千住から先は馴染みのない土地が続きました。利根川を渡った守谷で急行を降り、各駅停車で最寄り駅まで向かいました。


ご自宅近くのお蕎麦屋さんでまずは腹ごしらえです。筑波入りしてから気づいたのですが、筑波はどうやら、うどん、そばが名物のようですね。案内いただいたのは、元大工さんが開いたお店「梁」です。木に拘った開放感溢れる空間の下、つけ汁でいただく、けんちんそばにしました。


たびびとさんのお宅は、都心ではなかなか考えらえない平屋の一軒家でした。写真は撮っていませんが、噂のマイトランスもしっかり見させていただきました。オーディオルームは14畳とのことですが、天井が3.1mと高く数字以上に広く感じました。家を建てる際、オーディオのことは深く考えていなかった私からすると、大変羨ましいオーディオ環境です。そのオーディオ部屋に鎮座するのはアヴァロンのEidolonです。オーディオ界でも有名なDolonさんから受け継がれたと聞いていました。そう言えば先日のジャーマンフィシックスの会にDolonさん、来られていました。やっぱりこの世界は狭い?


機器はすべてSPの奥に余裕で配置されています。パワーアンプ2台を床置きすると、いかにも男の城の風情が出てきます。ケーブル類は馴染みのないものが多かったですが、拙宅でも使っている英国CHORD社のケーブルもありました(グレードはたびびとさんの方がずっと上)。


最上流はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-01Xです。ファイル再生もトライしているようですが、プレイヤーを超えるのは難しいとこのこと。この日も基本、K-01Xでの再生となりました。K-01からはアースが取られていて、その先は仮想アースへ繋がれていました。


アンプ群です。プリはダッサン R-10i、パワーはクラッセのCA-M400×2台の構成でした。エアボリュームが大きくなると、アンプへの要求はどうしても高くなります。


そしてEidolonです。一部ユニットは修理が必要でしたが、対応してくれる先はあるようです。存在感のあるSPですね。元来はスパイク受けだそうですが、床べた置きを経て、現在は話題のD-RENを敷かれています。SPの配置は弱い内振りです。


ヴォーカル、クラシックを中心に聴かせていただきましたが、全般にレアな音源が多かったように思います。たびびとさん曰く、オンリーワン的な嗜好が働くそうです。クラシックはいくつか存じ上げていましたが、


女性ヴォーカル陣は初めて聴く人ばかり。家具屋さんでかかっていて音が良かったから買った・・・といった音源もありました。その方の音楽歴、オーディオ歴が伝わってくるラインナップは嬉しいですね。メイヴは後のケルテック・ウーマンのメンバーです(と、教えていただきました)。


有名どころはスティングのライブに、


シンディーローパーくらいだったでしょうか?こちらは、akahanamizukiさんが最後の日記に取り上げた作品と、たびびとさんから教えていただきました。いい選曲ありがとうございます。オーディオの嗜好は変われど、音楽の良さは変わらずに伝わります。この盤も早速購入しました。その後、akahanamizukiさんからレスやメッセージをいただきました。このような広がりは大歓迎です。


交流の最後は映像です。たびびとさんが放送を録画したアーカイブからピックアップいただきました。一青窈、ナオト・インティライミ、akko(元マイトリトルラバー)、くるり、ビリージョエル等をオーディオシステムの音と一緒に楽しませていただきました。


私と世代は被りませんが、印象に残ったのはくるり。何とも言えない空気感を持つバンドですね。「ワールズエンド・スーパーノヴァ」という曲がカッコ良かったです。


たびびとさんの音で全体に感じるのはノイズフロアの低さです。これはマイトランス、分電盤、コンセント、アースなど電源まわりに加えてルームチューニングを工夫された効果だと思います。アヴァロンには繊細さや空間表現の先入観がありましたが、意外に強いタッチが印象に残りました。音場は広いですが、広さが強調される感じがなく、むしろ纏まりの良さを感じました。勿論、濃いオーディオ交流で培われたスキル、耳、経験もサウンドの背景にあるのでしょう。亡くなれた小林悟郎さんのサウンドを聴いて、オーディオ観がガラッと変わったと伺いました。どんな音だったのでしょうね。

翌日、横浜へ戻る車窓からの筑波山です。この山、決して標高は高くないのに見栄えがするのは、周りが極めてフラットだからです。低いノイズフロアからの音の立ち上がり・・・たびびとさんのサウンドと重なります。日程調整始めてから大分経ちましたが、ようやく訪問となりました。たびびとさん、ありがとうございました。今度は横浜へも足を運んでください。


コメント
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