珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

晩秋の姫路、神戸、京都

2016-12-13 21:46:32 | その他
勤労感謝の日とその前日、久しぶりに家内と二人で兵庫、京都方面へ旅行してきました。しばらく旅行=家族旅行だったわけですが、今後はこういった時間の過ごし方が増えてくることでしょう。今回の旅行の位置づけは、銀婚式でもありました。四半世紀分の労い企画です。家内にとって神戸はその新婚旅行以来と聞きました。普段出張であちこち行き来している立場からすると、申し訳ない気持ちもあります。私も国内は行きたい場所は両手に収まらないくらいありますので、少しずつ埋め合わせしていければと、思います。

11月22日の早朝の地震の影響で、予定していた新幹線に乗り損ねるところでしたが、新幹線もほどよく遅れて無事に乗ることができました。旅にはトラブルが付き物ですが、初っ端から焦りました。横浜はどんよりした曇り空でしたが、静岡からは晴れ間が広がりました。三島~新富士間での富士山です。


2日間ともに関西方面は好天に恵まれました。最初のスポットは姫路城です。出張で何度も通る姫路ですが、土日の混雑は避けたかったこと、今回の旅行が念頭にあったこと、から姫路城には敢えて行っていませんでした。大手門を入ってすぐの三の丸広場からの天守閣です。


何か雪でも降った後のような雰囲気です。さすが、白鷺城です。桜の季節も映えそうですね。


天守閣最上階からの眺めです。正面の道路の先に姫路駅があります。この後、姫路駅地下街にて姫路風の明石焼きを食べて、三ノ宮に向かいました。宿は新婚旅行同様、オリエンタルホテルです。と言っても震災あり、リニューアルありと、様相は大きく変わりました。


ホテルでしばし寛いだ後、六甲の夜景を見に行くこととしました。3月に登った摩耶山からの眺めが素晴らしかったので、摩耶ケーブルに乗ろうとしたのですが、火曜定休であることが判明しました。バスに乗る前に気づいたのは家内で、これはファインプレーでした。急遽、六甲ケーブルへ変更です。横浜と神戸の日の入りの時間差を感じながら、夜景のコントラストがつくまで待ちました。寒かったです。


夜景の後はディナーです。ハーバーランド方面へ繰り出しました。これぞ、神戸ですね。


こちらは同じオリエンタルホテルでもハーバランドの方です。


夕食は牛肉の「三田屋」にしました。ピアノの生演奏と共に黒毛和牛サーロインステーキ、ワインをいただきました。このところオフ会でかけているショパンの夜想曲20番がかかって大満足です。お店の人も察したのか、記念写真まで撮っていただきました。


翌日は京都へ移動し紅葉を満喫しました。11月下旬の京都、しかも休日ですから大混雑を想定していましたが、それ以上の混みでした。向かったのは事前に会社のメンバーから推薦のあった「東福寺」です。お寺も紅葉も素晴らしかったのですが、人人人・・・にはちょっと参りました。


主役のモミジは赤だけでなく、黄色や


緑まで。グラデーションが見事でした。東福寺の後は京阪で北上して清水五条へ移動です。


京菓子の「松寿軒」へ予約していたお菓子を受け取りに行きました。しばし、女将さんと話し込んで、テイクアウトの最中を追加注文しました。


秋晴れの鴨川沿いを歩いて、祇園四条方面へ出ます。対岸の木造建築物に京都の風情を感じます。


お昼はにしんそばの本家「松葉」へ。シンプルですが、これも京都へ来たことを実感するアイテムです。


昼食後、市営バスで銀閣寺方面へ移動しました。哲学の道は、昨夏の京都旅行で気になっていたスポットです。実際に歩くのは今回が初めてです。南禅寺方面を目指します。


所々現れる紅葉に皆さん、思い思いに写真を撮っていました。ちなみに流れているのは川ではなく琵琶湖疏水だそうです。哲学の道は、案外短くあっさり若王子神社へ着きました。


再び市営バスに乗り込み、うたた寝もしながら京都駅へ戻りました。翌日は仕事ですし、家も空けています。お土産やお弁当を買って、早めの新幹線で横浜に戻りました。短い旅行でしたが、家内にも好評でしたので、また次を考えたいと思います。北陸新幹線で行く金沢、白川郷あたりもいいかも。
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いたちょうさん、KYLYN(キリン)さん、ご来訪

2016-12-09 07:37:44 | オフ会
11月12日、philewebでお世話になっている、いたちょうさん、KYLYN(キリン)さんにお越しいただきました。それぞれ2回目のご来訪で、いたちょうさんは2年半ぶり、KYLYN(キリン)さんはさらに1年遡って3年半ぶりでした。この間、オフ会やミーティングinTokyoで何度もお会いしていますので、あらためて月日経つ早さを感じます。以前の訪問時と機器はほぼ変わっていませんが、SPやアンプのセッティング、電源環境などは変わっています。オフ会経験豊富で耳の肥えたお二人の印象は気になるところです。例によって午前中は掃除、買い物に充て、お昼前の集合に備えました。


世代の近いお二人なので、選曲も気楽にできます。お二人のお好み少し混ぜて用意しました。以前はオフ会用のプレイリストを作って臨むことが多かったのですが、このところはざっくりCD積んで、場の流れで選曲するスタイルになっています。


ユーミン、みゆき世代ということで。


お昼は近所の焼きそば屋さん「想夫恋」です。このお店、拠点は大分の日田です。7月の九州出張の際、たまたま小倉駅の店に入りました。美味しかったので後日ネットで検索したら近くにあることが判明しました。関東では唯一の店舗だそうです。具は豚肉、モヤシ、ネギとシンプルで、目玉焼きはトッピングです。麺の香ばしさ、パリパリ感とソースのマッチングが癖になりそうです。というか、このところのお客さんは、こちらへ案内していますが、全く飽きが来ません。皆さんにも喜んでいただけて、オフ会の持ち駒が増えました。いつか湯布院あたりとセットで本場、日田へも行ってみたいものです。


さて、オフ会です。ヴォーカル系から入り、ジャズ、フュージョン、クラシック、最後はアナログという流れでした。お二方が前回お越しの時は、SP間隔がもっと広く、平行法も見よう見まねの段階でした。ウェルフロートやアイソレーショントランスの導入、アンプのラック上段への移動も変化点です。随分と異なって聴こえたと想像します。モーツァルトはKYLYN(キリン)さんの微睡みを誘ってしまったようで、ある意味これは成功と言えるでしょう(笑)。私自身も久しぶりに聴く音源では、いい方向の変化を感ずることが多いので、現況はヨシとしています。

アナログで石川ひとみの「まちぶせ」をかけたら、三木聖子の話題になりました。同世代とは言え、いたちょうさんの方が幾分先輩です。せっかくですので、手持ちのコンピレーションアルバムから、そちらも聴いていただきました。持ってる方も持ってる方ですが・・・。他石川さゆり、バーデンパウエルなど70年代の音源を中心にアナログタイムを過ごしていただきました。お開きの段階ではすっかり日が暮れて、確実に年末に向かっていることを実感しました。感想戦は長津田の居酒屋にて。オフ会近況や来年のミーティング、音楽、仕事の話などを雑多に話させていただきました。

濃い1日をありがとうございました。
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秋の筑波山

2016-12-04 08:51:15 | その他
たびびとさん訪問の翌日は、秋晴れの下、筑波山に登ってきました。オーディオ訪問に百名山登山を組み合わせるのを思い立ったのは、2年前の氷ノ山登山でした。四国の名峰を兵庫県から眺められること自体驚きでしたが、同時にオーディオファイルの面々が浮かんだ次第です。以後、剣山、伊吹山、荒島岳、石鎚山と続き、今回が第五弾というわけです。以前は標高の低い筑波山が百名山に選ばれることに疑問を感じていましたが、関東平野に突如現れるこの山、ナマで見る存在感は十分です。2年前の武甲山の記事でも筑波山のショットを載せています。万葉の頃からの歴史と併せて納得の百名山です。

何故かつくば駅近傍のホテルが満杯で、やむを得ず守谷の東横インに前泊しました。朝一番のバスでつくば駅から終点のつつじヶ丘まで移動し、まずは最高峰の女体山を目指しました。その後、男体山を経て筑波山神社へ降りるコースです。


丁度紅葉のシーズンで、秋空とのコントラストが見事です。文化の日は晴れの特異日として知られています。この日は6日でしたがバッチリ晴れてくれました。


いいペースで山頂まで登り、しばし展望を楽しみました。山頂付近は人でごった返していたので少し先の岩場へ移動。晴れ空の下の展望は、秋山の魅力の一つです。


遠方に霞ヶ浦が横たわっているのが見えます。本来ならばスカイツリー、富士山も見えるはずですが、そこまでは澄み切ってはいませんでした。ちょっと残念。


お隣の男体山です。標高は女体山の方が6mほど高いです。女体山へはロープウェイ、男体山へはケーブルカーでアクセスできるので、山は勘弁という方も、ハイキング感覚で展望を楽しめます。


男体山からのワンショットです。ズームして背景をボカしてみました。


午後、早めに自宅に戻りたい事情がありました。多くの登山客とすれ違いながら、一気に筑波山神社へ下りました。高度を下げると葉の赤みが減り、黄色や黄緑が増してきました。


神社に到着。???、いくら何でも古すぎますね。ちなみに私が最初にリアルで見た大河ドラマは「風と雲と虹と」ではなく、翌年の「花神」でした。


バス停に向かう途中、男体山を見上げました。木々の色が高度に応じて変わる様子で見て取れます。


バスの時間まで余裕があったので早めのお昼にしました。前日の蕎麦に続いて、今度は筑波うどんです。具沢山は嬉しいですね。甲斐のほうとうを連想しました。


筑波山、やっぱり素晴らしい山でした。人の少ない平日に登ったら、また違った表情を楽しめるでしょう。春の北関東ツアーもそうでしたが、日帰り圏内の小旅行はいいリフレッシュになります。百名山の麓にオーディオファイルあり!さて次はどの山に登りましょうか(笑)。
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たびびとさんを訪ねて

2016-12-03 19:03:37 | オフ会
11月最初の週末は、筑波方面へ遠征しオーディオオフ会と筑波山登山を楽しんできました。同じ関東圏でありながらなかなか行く機会に恵まれず、実は今回が初の筑波入りです。たびびとさんとは先のPhilewebミーティング以来2度目となります。たびびとさんのブログは以前から拝見していましたし、Philewebでのにらさんとの交流も伺っていました。私より約1周りお若いのですが、オーディオ経験ではずっと上・・・そんなイメージを持っていました。春先にオフ会の相談をしたのですが、たびびとさんのお休みの関係で秋まで待った次第です。オーディオ訪問と百名山登山のカップリング、第五弾です。

つくばエクスプレスに乗るのも初めてでした。拙宅からつくばまでは距離がありますが、乗り換えは楽で表参道、北千住のみです。北千住から先は馴染みのない土地が続きました。利根川を渡った守谷で急行を降り、各駅停車で最寄り駅まで向かいました。


ご自宅近くのお蕎麦屋さんでまずは腹ごしらえです。筑波入りしてから気づいたのですが、筑波はどうやら、うどん、そばが名物のようですね。案内いただいたのは、元大工さんが開いたお店「梁」です。木に拘った開放感溢れる空間の下、つけ汁でいただく、けんちんそばにしました。


たびびとさんのお宅は、都心ではなかなか考えらえない平屋の一軒家でした。写真は撮っていませんが、噂のマイトランスもしっかり見させていただきました。オーディオルームは14畳とのことですが、天井が3.1mと高く数字以上に広く感じました。家を建てる際、オーディオのことは深く考えていなかった私からすると、大変羨ましいオーディオ環境です。そのオーディオ部屋に鎮座するのはアヴァロンのEidolonです。オーディオ界でも有名なDolonさんから受け継がれたと聞いていました。そう言えば先日のジャーマンフィシックスの会にDolonさん、来られていました。やっぱりこの世界は狭い?


機器はすべてSPの奥に余裕で配置されています。パワーアンプ2台を床置きすると、いかにも男の城の風情が出てきます。ケーブル類は馴染みのないものが多かったですが、拙宅でも使っている英国CHORD社のケーブルもありました(グレードはたびびとさんの方がずっと上)。


最上流はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-01Xです。ファイル再生もトライしているようですが、プレイヤーを超えるのは難しいとこのこと。この日も基本、K-01Xでの再生となりました。K-01からはアースが取られていて、その先は仮想アースへ繋がれていました。


アンプ群です。プリはダッサン R-10i、パワーはクラッセのCA-M400×2台の構成でした。エアボリュームが大きくなると、アンプへの要求はどうしても高くなります。


そしてEidolonです。一部ユニットは修理が必要でしたが、対応してくれる先はあるようです。存在感のあるSPですね。元来はスパイク受けだそうですが、床べた置きを経て、現在は話題のD-RENを敷かれています。SPの配置は弱い内振りです。


ヴォーカル、クラシックを中心に聴かせていただきましたが、全般にレアな音源が多かったように思います。たびびとさん曰く、オンリーワン的な嗜好が働くそうです。クラシックはいくつか存じ上げていましたが、


女性ヴォーカル陣は初めて聴く人ばかり。家具屋さんでかかっていて音が良かったから買った・・・といった音源もありました。その方の音楽歴、オーディオ歴が伝わってくるラインナップは嬉しいですね。メイヴは後のケルテック・ウーマンのメンバーです(と、教えていただきました)。


有名どころはスティングのライブに、


シンディーローパーくらいだったでしょうか?こちらは、akahanamizukiさんが最後の日記に取り上げた作品と、たびびとさんから教えていただきました。いい選曲ありがとうございます。オーディオの嗜好は変われど、音楽の良さは変わらずに伝わります。この盤も早速購入しました。その後、akahanamizukiさんからレスやメッセージをいただきました。このような広がりは大歓迎です。


交流の最後は映像です。たびびとさんが放送を録画したアーカイブからピックアップいただきました。一青窈、ナオト・インティライミ、akko(元マイトリトルラバー)、くるり、ビリージョエル等をオーディオシステムの音と一緒に楽しませていただきました。


私と世代は被りませんが、印象に残ったのはくるり。何とも言えない空気感を持つバンドですね。「ワールズエンド・スーパーノヴァ」という曲がカッコ良かったです。


たびびとさんの音で全体に感じるのはノイズフロアの低さです。これはマイトランス、分電盤、コンセント、アースなど電源まわりに加えてルームチューニングを工夫された効果だと思います。アヴァロンには繊細さや空間表現の先入観がありましたが、意外に強いタッチが印象に残りました。音場は広いですが、広さが強調される感じがなく、むしろ纏まりの良さを感じました。勿論、濃いオーディオ交流で培われたスキル、耳、経験もサウンドの背景にあるのでしょう。亡くなれた小林悟郎さんのサウンドを聴いて、オーディオ観がガラッと変わったと伺いました。どんな音だったのでしょうね。

翌日、横浜へ戻る車窓からの筑波山です。この山、決して標高は高くないのに見栄えがするのは、周りが極めてフラットだからです。低いノイズフロアからの音の立ち上がり・・・たびびとさんのサウンドと重なります。日程調整始めてから大分経ちましたが、ようやく訪問となりました。たびびとさん、ありがとうございました。今度は横浜へも足を運んでください。


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