野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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「職業人」として語る!?

2012年05月22日 22時31分56秒 | 野菜ソムリエ活動
日時は前後しますが、
先日、河合塾新大阪校で開催の職業訓練講座「職業人講話」で
野菜ソムリエとしてお話させて頂きました。

これは、キャリアコンサルタントのN先生がオブザーバーで担当されている定期講座。
今回、僕はその1コマを担当させて頂くことになりました。

昨年11月か12月に行う予定でしたが、都合がつかず、ようやく実現…と相成ったのです。

テーマは、「野菜ソムリエが伝える農業のこれから」。
一見関係のないようなテーマですが、仕事をするなら万国共通(?)の課題でもあり、
キャリアアップのヒントもいっぱいあると思い、このテーマにしました。

野菜ソムリエとは何をする人なのかを説明した後、
(1)野菜&果物の生産と消費の現状
(2)人とベジフルの意外な共通点
についてお話させて頂きました。

簡単にですが、取り上げた内容をすこし羅列して行きます。

(1)野菜&果物の生産と消費の現状

・耕地面積&利用率の減少、生産者の高齢化&人手不足
・生産者と生活者が相互理解する機会が少ない
・アメリカよりも野菜を食べない日本人
・低所得者は野菜不足
 ~厚生労働省「平成22年国民健康・栄養調査結果~所得と生活習慣等に関する状況」から

(2)人とベジフルの意外な共通点

結論を言いますと、「個性」です。
どちらも個性がありますね。

人には故郷があるように、野菜&果物には原産地があります。

そして、人間は過ごした環境によって個性や仕事などの適性が
作られていくといっても過言ではないでしょう。
これは野菜&果物でも同じだと考えています。
育った環境によって、味や栄養素、食べ方(どうすれば素材を生かせるか)が
変わることも少なくありません。

また、人間はこれまで、大小問わず、何がしかの実績を持っていますね。

「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
学生時代の就職活動で、必ず聞かれました。
では野菜&果物においては、どうでしょう…?

野菜&果物の考え方から、自己分析やこれまでの実績の洗い出し方などに
プラスになって欲しいと思い、お話しました。

その後、
「生活者(消費者)が野菜&果物をもっと食べてもらうためにはどうすればいいか?」
について、グループディスカッションを行いました。

すごい活発な議論がされていました。
普段何気ないところについて、見つめなおすいい機会かもしれませんね。

話し合ったことについてグループごとにまとめてもらい、
発表していただきました。

いろいろありますが、
どのグループでも共通して出た内容が、
・野菜&果物について、消費者にメリットのある情報(野菜&果物の良さなど)を流せばいい。
・アレンジした調理法を普及させる。
です。

野菜ソムリエが登場して10年が経ちますが、まだまだ開拓の余地がありそうです。
一方、野菜&果物に関する書籍が出回っているのに、この意見が出たことはちょっと意外で

した。

時間がありましたので、ざっくばらんな質疑応答の時間をも設けましたが、
こういう情報があれば、野菜を買いやすくなる、買おうと思うといったお話も聞けて、
いろいろな収穫がありました。
野菜ソムリエとして、責任を痛感した1日でした。

N先生をはじめ、参加者の皆さん、ありがとうございました。

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