ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

160204 立春、見つける喜びに満ちている時!マスコミは清原キヨハラとかまびすしい。得意淡然、失意泰然!

2016年02月04日 | 旧暦のある暮らし

24節気では立春、「東風凍を解く」頃とある。昨夜、夕食でフキノトウの天ぷらを食べた。雪解けの土の中から顔をのぞかせる蕗の薹は春一番の山菜。季節の魚、白魚のぴちぴち跳ねる姿もうかぶ。春の兆しがここかしこにでてくる。ささやかな日々の移ろいの中にこのような春の息吹を発見する喜び。清原和博というプロ野球の元スター選手はこんな境地は感じたことがなかったのだろうね。

 TVはどこのチャンネルも清原和博逮捕の話ばかり。軽井沢バス転落事故15名死亡、琴奨菊10年ぶり日本人優勝、そして元プロ野球スーパースターの麻薬所持疑惑逮捕、マスコミは人様の悲喜こもごもの事件をバラエティ番組で報道して飯を食っている、しかも高給をもらってね

 しかしスーパースターたちの第二の人生もいろいろだね。西武黄金時代をささえたAKコンビ、秋山、清原の人生の違いはどこから生じたのか、かたやダイエーに放出され、かたや巨人移籍。そして秋山はソフトバンクの監督として日本1になった。秋山は西武で一軍で活躍するのに5年かかった。清原は高校のスーパースターでいきなり西武の4番バッター、堤オーナーにかわいがられ、41本のホームランで新人賞、スター街道を驀進した。実績で証明したとはいえ常にちやほやされる環境で育ったのではないか。しっかりしたプロ人生の師となる人がいなかったように思える

 得意淡然、失意泰然という言葉がある。六然(りくぜん)のうちのふたつであるが『得意淡然(トクイタンゼン)』とは、得意な時、物事がうまく行って居る時、あるいは絶頂の時に、淡々と振る舞い、決して奢らず、常に謙虚に、冷静沈着に行動すること。反対に『失意泰然(シツイタイゼン)』とは、失意の時、物事がうまく行っていない時、逆風に逆らって向かっている時、あるいはどん底の時に、悠然と構え、何事にも動ぜず、ゆったりと落ち着いて行動すること。長い人生の中ではこの『得意と失意』が必ず交互にやって来るというわけ。ほんとに監督になりたかったのなら現役の時代から指導者の在り方を勉強しておくべきだったと思うがね。ともに第二の人生を開いてゆくべき伴侶とも離婚してしまうなど痛恨の極み。麻薬に手をだせばどうなるか、愛しているという子供たちがどうなるか、そんな想像力も働かせられないような人間にはなにおかいわんやである。

 まあ年金生活をしている身で、60万円の月家賃をはらって生活しているような人間のことを偉そうには言えないがかわいそうな、さびしい、ふしあわせな男といわざるを得ない。

 

コメント
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