昨夜はBSフジの開局15周年記念特番とやらの藤沢周平原作、「三屋清左衛門残日録」をみた。73歳、芸歴60年の北大路欣也主演。東北の一藩主の懐刀であった隠居の清左衛門が市井の事件を解決してゆく2時間の時代劇だが後編があるのかと思わせるようななにか中途半端な終わり方だったね。昔の隠居と現代の定年退職者とはまわりの対応がだいぶ違うようだが毎日が日曜日ってなことになると清原ならずとも誰しも一時は虚脱感に襲われるものだ。どう切り替えるか本人の気持ち次第。翌朝、またボタン雪が降ってきた。
立春が過ぎたというのにね
孫の幼稚園で音楽会が11時からある。が、この雪ではねと妻がやめとこうということになる。ところが10時過ぎ、雪がおさまりそう。やはり行ってやろうということになり10時35分あわてて出発。なんとか間に合う。
年少、年中、年長組。3~5歳の幼児たちが一生懸命演奏したり、詩を暗唱したり、元気はつらつ頑張っている。先生方もよく教えたもんだね。ハーモニカなどもよくみたらなにか付箋みたいなのが張ってある。それを見ながら吹いているようだ。
1時間あまりの音楽会。1部2部3部にわけてやるようだがたいへんだね。終了後孫たちが元気にでてくる。ごほうびに回転ずしにいくことになっている。くら寿司にいくと5皿で1回くじがひける。これが楽しみでこの店にいきたがるようだがこちらはせかせか寿司をオーダーしたり回ってくるのをとったりして大人4人、孫2人で40皿くらい食べてしまった。
昨日は福岡の子供は5人に1人が貧困世帯というのをブログで書いたが、目の前の孫たちにも当たり前のように食べれる幸せについて教える必要がありそうとふと思った次第。帰宅してビデオで去年と今年の音楽会の様子を見比べる。すくすく育っているのを実感する。孫たちにもしっかり自力で生きていける力をあと10数年かけてつけてやるのが親の責任だね
孫たちが暗唱した萩原朔太郎の竹という詩。
竹
光る地面に竹が生え
青竹が生え
地下には竹の根が生え
根がしだいにほそらみ
根の先より繊毛が生え
かすかにけぶる繊毛が生え
かすかにふるえ。
かたき地面に竹が生え
地上にするどく竹が生え
まっしぐらに竹が生え
凍れる節節りんりんと
青空のもとに竹が生え
竹 竹 竹が生え。