三千院を出て少し奥に行った所に声明で有名な勝林院があり、その住職の坊として平安末期頃より続いている宝泉院があります。

玄関前から門ごしに見事な五葉の松が見えます。
樹齢500年を越した天然記念物の松です。


客殿からこの松と竹林を柱と柱の間に額縁の中に見るように鑑賞できるようになっています。
拝観料800円でお抹茶とお菓子がいただけて、この素晴らしい景色をじっくりと味あうことができました。

松と反対の側には水琴窟が作られていて、二つの甕の大きさによって違った二種類の音色が聞けるようになっています。
このお寺にも血天井がありました。
関が原合戦の前に豊臣方に攻められて伏見城で自刃した鳥居元忠以下数百人の供養のために、自刃した部屋の床板を天井にしたものです。
11月10日(金)~12月3日(日)には宝泉院で紅葉ライトアップがあります。
拝観時間 17:45~21:00
拝観料800円です。
もう少ししたら紅葉も盛りとなって、さぞや素晴らしいライトアップが見られることでしょう。