ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

大原宝泉院

2006-10-29 20:34:43 | ぶらり都めぐり
三千院を出て少し奥に行った所に声明で有名な勝林院があり、その住職の坊として平安末期頃より続いている宝泉院があります。

玄関前から門ごしに見事な五葉の松が見えます。
樹齢500年を越した天然記念物の松です。


客殿からこの松と竹林を柱と柱の間に額縁の中に見るように鑑賞できるようになっています。
拝観料800円でお抹茶とお菓子がいただけて、この素晴らしい景色をじっくりと味あうことができました。

松と反対の側には水琴窟が作られていて、二つの甕の大きさによって違った二種類の音色が聞けるようになっています。

このお寺にも血天井がありました。
関が原合戦の前に豊臣方に攻められて伏見城で自刃した鳥居元忠以下数百人の供養のために、自刃した部屋の床板を天井にしたものです。

11月10日(金)~12月3日(日)には宝泉院で紅葉ライトアップがあります。
      拝観時間 17:45~21:00
      拝観料800円です。

もう少ししたら紅葉も盛りとなって、さぞや素晴らしいライトアップが見られることでしょう。
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曽根崎通り

2006-10-29 19:08:14 | 遠出(国内)
大阪を散歩するのはまだまだ初心者です。
こんなものも珍しく思えてしまいます。


南森町で地下鉄を降りて造幣局のほうに歩いて行く時、天神橋筋商店街のアーケード入り口でこんな人形さん達が踊っていました。さすが大阪の街ですねえ。



南森町から桜宮橋への道は国道1号線ですが、「曽根崎通り」と言うのだそうです。
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大阪の土木遺産、大川の橋

2006-10-29 19:00:11 | 建物(大阪府)
桜宮橋から大川(淀川)べりを歩いていくと、いくつもの橋に出会います。
それぞれ近代土木遺産になっていて、よく見るとそれぞれの持ち味があっておもしろいです。


天満橋の袂に昔の橋銘板が保存されていました。


昔はこんな風に掲げられていたそうです。


今は橋の上を高速道路(?)が走っていて、空が見えず鬱陶しいです。


土木学会選奨土木遺産2000に「大川・中之島の橋梁群」が選ばれていて、「第一次大阪都市計画事業によって昭和5年~10年にかけて大川・中之島一帯に架けられた5橋(桜宮橋、天満橋、天神橋、大江橋、淀屋橋)で、当時最大スパンの鋼アーチ、戦前の三大カンティレバー橋の一つを含む」というものです。
桜宮橋は昭和5年、天満橋は昭和10年の完成です。


この5橋には入っていませんが、難波橋もおもしろかったです。
橋の4隅にライオンが頑張っています。


難波橋の橋塔。


中の島のバラ園から難波橋のかなたに中央公会堂が見えます。

難波橋は江戸時代には木橋、明治になってからは鉄橋化されていましたが、大正4年、市電事業により堺筋に移設されるときに重厚なアーチ式になり、市章を組み込んだ高欄、華麗な照明灯、精巧な彫刻の橋塔などの意匠が施され、「ライオン橋」の名でも親しまれています。


橋の下には、

大川ではおなじみらしい遊覧船。


こんな外輪船もいました。

さすが水の都、川と橋と船を見て歩くだけでも楽しかったです。
いつか船に乗って川の上から大阪の街を見てみたいものです。
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大原三千院

2006-10-29 04:42:52 | お庭
寂光院の次は、三千院へ。


            
苔と杉木立の中に往生極楽院が眺められる庭、有清園の景色は京都でも一番お気に入りの場所です。

ほんの一部分だけ紅葉している木がありました。

          
美しい苔の海原。
なのに、苔の中にずかずか入り込んで写真を撮っているおじさんがいて、アーーーーッ


          
ここでもツワブキが見頃でした。

この秋開館した重要文化財収蔵施設「円融蔵」で、往生極楽院の舟底型天井画の復元模写を見ることができました。
往生極楽院の天井と阿弥陀三尊像の後ろ壁に描かれている極楽浄土に舞う天女や諸菩薩の姿と曼荼羅図は肉眼ではわかりにくくなっていますが、特殊撮影したものを元に鮮やかな色彩で復元されていて美しいです。
あの黒ずんだお堂の中に元はこんなに美しい極楽浄土の絵が描かれていたなんて、信じられなくて不思議な感じがします。
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大原寂光院

2006-10-29 01:24:16 | ぶらり都めぐり
何十年ぶりかで大原に行きました。
寂光院、天台宗の尼寺、建礼門院徳子が平家一門の菩提を弔って過ごした寺として有名ですが、聖徳太子の創建とは知りませんでした。


2000年の放火で焼けた本堂が立派に再建されていました。
聖徳太子作と伝えられる六万体地蔵尊(重要文化財)も損傷しましたが、復元されたものが本堂に安置されています。
10月1日から新しく宝物殿もできあがり、焼けた本尊の胎内から出てきた小さなお地蔵さんや、平家物語ゆかりの品が展示されています。

四方正面の池。

豊臣秀吉寄進の雪見燈籠。

庭には、後白河法皇の大原御幸にも触れられている姫小松がありましたが、火事の後だんだん弱って枯れてしまったそうで、黒い焼け跡を残した幹が残っているのもあわれです。


境内のあちこちにシュウカイドウがかれんな花を咲かせていました。

ツワブキも、

サザンカもきれいでした。

寂光院に行く道端に建礼門院が水に顔を映したという「朧の清水」がありました。
今はお土産屋さんがたくさん並んでいますが、建礼門院の頃にはお寺の周りには何もない山の中だったことでしょう。
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