京都文化博物館で5月27日(日)まで開催されている <丸紅コレクション「絵画と衣裳 美の名品」展 ~ボッテイチェリ「美しきシモネッタ」・淀君の辻が花小袖~> に行ってきました。

総合商社・丸紅株式会社は美術、工芸、染色など幅広いコレクションを収集、所蔵しています。元は呉服商だったことから先ず時代衣装などの染色分野から集め始め、次第に絵画なども収集するようになったものです。
展示品も絵画作品と染織作品の二部になっていたけれど、私の関心は主に染織作品の方。
淀君の小袖裂をはじめとする近世の小袖、能装束、明治・大正・昭和にかけての意匠のユニークな着物、有名な画家達が着物下絵に描いた図案などがたくさん展示されていて興味しんしんでした。
着物コレクションの一部は丸紅株式会社のホームページでも見られるけれど、やはり質感、色目、大きさなどが目の当たりにできる実物が一番。図録もあったけれど、実物の色目とは全然違うような感じがして買いませんでした。
それにしても、丸紅の財力には脱帽、これだけ文化芸術にお金を費やす企業精神のルーツって何?
次回からはそれを訪ねる旅へと出発です。
