2018年9月に1泊の団体旅行で丹後半島方面に行ってきました。

天橋立が見えるレストランで昼食を食べてから、

丹後半島の北端へと大型バスで移動。

断崖と波が作り出した絶景が続いています。
丹後半島の先端、経ケ岬に米軍基地ができたと聞いて、先端の灯台の側かと思ったのですが、灯台からは少し離れて岬の西側にまわった集落のすぐ近くにできていました。バスが着くと、現地のガイドの方が待っていて、案内してくれました。

ここには元から自衛隊の基地があり、通信アンテナ、建物が見えました。

このアンテナから山の上にあるアンテナに電波を飛ばして、そこから通信するのだそうです。

その自衛隊基地のすぐ側に清涼山九品寺(せいりょうざんくほんじ)があります。この寺の裏側は断崖になっていて、そこに波の浸食でできた約10mの洞窟があり、その奥に祀られていた文殊菩薩が本尊となっているので、穴文殊とも呼ばれています。


お堂の裏側に回ってみると、

そこには鉄条網が張られたフェンスが張りめぐらされ、米軍基地が広がっていました。穴文殊の穴の上が基地になっているのです。罰当たりなっ!😡

「ここはアメリカ合衆国の区域。立ち入った者は身体、持ち物の検査を受け、罰せられることがある」という「警告」が出されています。日本国内なのに、アメリカの土地になっているのです。

柵の向こう側にはアメリカの軍人、傭兵、技師などがいて、傭兵らしき人が銃を持って歩き回っています。怖っ!!

お堂の右側に回り込んだ土地も米軍基地の領域で、さらに海を埋め立てて広げていこうとしています。米軍に土地を渡さず、耕作を続けている農家の土地にも、通路がなく行けなくなりそうだということです。穴文殊のお寺の周り、三方が自衛隊と米軍基地で取り巻かれていることになります。
現地見学のあと、近くでいろいろお話を聞かせてもらいました。基地ができてから、周辺でアメリカ軍関係の車による交通事故が増えているそうです。それも日本の法律で裁くことができず、正確な報告もされていないとか。病人輸送のヘリコプターが上空を飛ぶ時はレーダーを停波するという約束だったのに、守られていないとのこと、アメリカの言うがまま、日本は独立国か?と言いたくなります。

夕日が浦温泉の宿に着いて、豪華な夕食をいただき、

夜は日本海の上に満月が輝いているのを見ました。