そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

御法〔1〕

2008年06月17日 |  / 源氏物語
6/17
「紫の上はいつぞや患いてすっかり病身悩んでいたり()」
「かねてより出家の望みありたれど源氏の許しないためやめる()」
「思いまし内証でさせる法華経の写経千部を奉納させる()」
「大げさなこといわないが抜かりなく各方面には手配なされり
(立派な儀式に)」
「二条院に花散里や明石など集いて儀式行われたり()」
「薪こる思ひはけふをはじめにてこの世にねがふ法ぞはるけき(#52)」
「たえぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中のちぎりを(#53)」
「むすびおく契りはたえじ大方の残りすくなき御法なりとも(#54)」
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夕霧[19]

2008年06月17日 |  / 源氏物語
6/17
「このように居ついてしまい帰らない北のお方は縁切れるかと()」
「北の方親のところに行きたれば弘徽殿がおり憂さを晴らせり()」
「大将は様子を聞きてびっくりし三条にある御殿へ帰る()」
「若君等不憫に思い消息をおあげになって迎えをやれる()」
「腹だたし思いたれども親もあり日が暮れてから迎えにいける()」
「ちょっとしたことでかようなお仕打ちをしなくてもよいと文句をいえり()」
「近頃はどちらに行っても半端なり考えたれば嫌になりたり()」
「夜が明けて嚇しをかければ北の方少し動揺子供を案ず()」
「いきさつを致仕の大臣も聞きなされ世間の恥とお嘆きになる()」
「言い出したことをひっこめ帰れるはすることもなし様子を見んと()」
「かの宮のもとに蔵人少将を使いにやりて様子を探る()」
「契りあれや君をこころにとどめおきてあはれと思ふうらめしと聞く(#48)」
「蔵人はなれなれしいを許してとほのかに嫌味お聞かせになる()」
「返り事わたしは書けぬと言いたるを皆で責めれば泣いてしまいき()」
「少将は縁ができたと言い置いて次が楽しみ言って帰れる()」
「北の方日を経るままに嘆きたり典侍は申し上げたり()」
「数ならば身に知られまし世の憂さを人のためにも濡らすそでかな(#50)」
「人の世のうきを哀れと見しかども身にかへんとはおもはざりしを(#51)」
「堰かれたる時に付き合う間がら典侍をいとしいものに()」
「縁組がされた後には沙汰もなく遠のきたれど子は多くあり()」
「子は皆で十二人ありその中で典侍は四人を生めり()」
「その中で典侍の子はすぐれ二人は東の御殿で育つ()」
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