wakabyの物見遊山

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「鎌倉近代美術館」最後の展覧会

2016-01-24 07:59:57 | 美術館・展覧会
鎌倉近代美術館の最後の展覧会「鎌倉からはじまった。1951-2016」に行ってきました(2016年1月16日)。

鶴岡八幡宮に来るといつも鎌倉近代美術館の建物が見えるので、そのうち見に行こうとずっと思っていたのですが、NHK「日曜美術館」でもうすぐ閉館になると知り、慌ててやってきたのでした。とてもこじんまりとした美術館なので全部見ても1時間くらいで廻れました。国史跡である鶴岡八幡宮内の土地を借りて建てているので増改築が出来ないという制限があり、大きくできなかったということがあるでしょうし、老朽化のため閉館せざるを得なかったということのようです。日本で最初の公立近代美術館としての多彩な歴史があり、コルビュジェの弟子の坂倉準三の設計によるモダンな建築が印象的な美術館です。昭和モダンな雰囲気はほんとになつかしい感じがしました。


鶴岡八幡宮の境内側から入る。


美術館の正面。


入口前の広場。


終了まであと16日。
今回の展覧会は、PART3:1951-1965「鎌倉近代美術館」誕生とあり、美術館誕生からの15年間をテーマとしているそうです。


2階に絵画が展示されていますが、中は撮影していません。日本の近代の作品が多かったです。シュールレアリスティックな古賀春江の「窓外の化粧」という作品は代表的なものです。川端康成が美術館に寄贈したそうです。

これは、2階から1階の中庭を写した写真。



1階には平家池に面したベランダがあります。
天井に水紋が映っておもしろい感じがします。


池に浮かぶ彫刻。


ベランダにある彫刻。





1階の彫刻室にある作品。


設計者の坂倉準三がコルビュジェとともに訪問した時の写真。


1階の中庭。



外に出てから、もう一度入口の階段を見ます。


鎌倉街道側入口にある看板。


ちょっと散歩がてら気晴らしに寄っていく、そんな使いかたができる美術館です。でも、これで見納めになってしまうのは残念です。

2016年1月31日で閉館します。あと1週間です!