子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

2014年W杯アジア地区3次予選 日本代表対タジキスタン代表【8:0】

2011年10月11日 22時45分39秒 | サッカーあれこれ
8対0。得失点差で,北朝鮮を退けたウズベキスタンをかわしてC組の首位へ。結果だけを見れば充分に評価できる試合だったが,それにしても…。
プレッシャーの全くない広いサイドから闇雲に放り込まれ,誰にも拾って貰えずに逆のサイドに流れたクロスの数は一体何本あっただろう。
この試合が日本にマイク・ハーフナーという真のワントップ足り得るターゲットが誕生した試合として長く記憶されるためには,その頭を目掛けて供給されるクロスの精度を今後飛躍的に向上させる必要がある,という条件を,選手自身が一番良く理解していると信じたいのだが,果たしてどうだろうか。

シリアに替わって3次予選に進出してきたタジキスタン代表チームは,日本代表が闘ってきた少なくともここ10年間の公式戦の相手としては,おそらく最弱だったように見えた。
ほぼ5バックに近いDFラインは,両サイドのケアをほぼ完全に放棄して,中央の守りを固めることに専念していた。前線と2列目もボールへのプレスは念頭にないようで,バイタルエリアにおけるドリブル侵入を防ぐことだけを使命として課されたかのようなプレーに終始していた。
しかしコンディションの上がらない日本代表は,そんな相手に対して前述した精度の低いクロスと慌てたシュート,更には中盤での雑なパスとトラップのせいで,得点の倍近くのチャンスをものにすることが出来なかった。
長友と駒野に限らず,サイド・アタックがこの程度のクオリティでは,最終予選では勝負できないだろう。

今回は招集されなかった森本が,この日のマイクのパフォーマンスに発憤するかどうか。更には2得点を挙げたが,本調子にはほど遠いように見えた香川が復活のきっかけを掴めたかどうか。離脱中の清武が,復帰した中村憲剛のプレーから何かを盗めたかどうか。そして,酒井や西など,サイドバックの候補プレーヤーが,この日の二人を追い越してみせると心に決めたかどうか。
ちょうどひと月後に行われるアウェイのタジキスタン戦の内容的なノルマは,是非とも高く設定して臨んで欲しい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。