◇ 夜になって雨は上がったようですが、昼過ぎからの本降りの雨は強くもなく弱くもなく、春の雨らしく植物にも優しく降り注いでいました。
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる 正岡子規
4月になって順調に成長を続けている薔薇の芽、2尺ですから60cm程の長さ、まだそこまで伸びた新しい「枝」はないのですが、子規の名歌が連想されます。
忙しかったここ数か月、そのうちに多忙に拍車がかかるはずですが、久しぶりに息抜きの休暇、雨で庭仕事とはいかなくても「見回り」のひと時がうれしい週末でした。
□ リビングの外は雨、緑が立体的に広がって来ました。
□ この辺り、昨秋に植えたムスカリのほとんどが咲き上がっています。
この画像では、その左上辺りになりますが…
□ チューリップ「レディ・ジェーン」にようやく花芽です。
今年は遅いなあと、ため息をついてましたら…
□ あらぬ方向に、たった一輪だけ咲いていました。
□ 少し北の方向に(後ろ向きで)歩いていきますと…
ハーロウ・カー(ER)の鉢植え、花かんざしを寄せ植え。
□ 早咲きのバラ、蕾がたくさん見え始めました…。
□ ハッとしましたが、すでに食害が見られ、アブラムシも付いてます。
これから病害虫との長い長い戦いの始まりでもあります。
□ そこから少しだけ歩いて振り返ると…
□ 香りの水仙が満開です。
□ 開花は少し先ですが、白いボタンの蕾が大きくなりつつあります。
□ 庭の一番北側、ウィリアム・シェイクスピア2000(ER)
「薔薇の芽の針やはらかに」 まさにそんな春の雨。
□ この一帯、いつもこの時季は、二色のハナニラです。
□ 庭の東南側に移ると、葉がいっぱいに生い茂って…
□ パット・オースチン(ER)の蕾が雨に濡れています。
□ 手前の照葉のバラ、こちらも早咲きのバラですから…
□ 緑の蕾がいっぱい、咲いたらこんな花なんです(↓)。
□ ジャクリーヌ・デュ・プレ 2011年5月13日
(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)
□ こちらは南側、鉢植えを含めて10品種ほどのバラの芽です。
ここには映ってないのですが、やはり早咲きのバラ・・・
□ ウィンチェスター・キャシードラル(ER)、最も蕾らしくなってきました。
□ そうして、ヒメウツギの蕾が色づいて来て…
□ オオデマリも淡々と準備を整えています。
□ 北側、玄関横のモッコウバラ
□ 気温が上がると、さっと咲き上がりそうです。
□ アイスバーグ、いつものように末広がりの姿になってきました。
一番花まであと1か月、でもまだまだ緑の「葉薔薇」
待ち遠しいような…。
う~ん・・・素晴らしいお庭です!
初めて見るものが多いです・・・この白い水仙も可愛いですね~
緑が立体的に広がって来て、雨でも傘をさして
見回るだけでも嬉しいものですね。
今までは宿根そうならば何でも植えていましたが
折節さんやHaruさんのブログを拝見して、自分の好きな花を考えながら配置して楽しんで
いる事がとても参考になります。
薔薇の一番花が楽しみですね~
これからもわくわくしながら見させていただきますね。
北軽も夕べから雨になりました。
雪でなくて「雨」で嬉しいです。
今日はこちらは最高気温が20度くらい、暑くもなく寒くもなく快適な一日でしたよ。
庭仕事はほとんどできなかったのですが、いろいろと冬場から積み残しの作業のことを考えてました。
狭い庭でバラが場所を取っている上に、草花を配置しようというのですから悩みが尽きないですよ。
今日もバラの地植えを進めようと思って、ハタと考え直したりして…。
しゃがんで、じっと見渡して…いろいろ思いめぐらす訳です。
周りとのバランスとか、日当たりとかですけどね。
結局思い切ることができなくて、いやになって、もう明日明日って、作業も中止ですよ。
それでもバラの様子は一日一日進んでいて、蕾が確認できた品種がぐっと増えました。
あと数日でほとんどすべての株に蕾が見られるはずです。
今年最初の一番花は何かなあと思い巡らすのも楽しいことです。
楽しみですね。
冬の間の丹精された結果が
素敵な形で、目を楽しませてくれるのですね。
バラの新芽、柔らかくておいしいのでしょうね。
先日モミジの若葉を撮ろうと思ったら
びっしりとアブラムシがついていてびっくりしました。
今年は、アブラムシが多いような気がします。
2色のハナニラ、きれいですね。
紫というより、赤いに近い色の花は
初めて見ました。
あとは、バラの到来を待つばかりですね。
そちらは昨日は冷たい雨の一日だったようですね。
今日はいかがでしょうか。
こちらはけさは高曇りですが好いお天気、気温も15度くらいですから、とても過ごしやすいですよ。
バラの新芽、やわらかいのは最初だけで、棘も柔らかそうに見えて、素手でさわったら怪我をします。
「針やはらかに」は正岡子規の短歌の世界だけなんですね。
棘のやわらかさと春雨のやわらかさの対比は、細やかな情感の現れですが、棘はごく初期を除いてほぼ最初から鋭いのです。
ハナニラは、こちらはピンクと言っていいでしょうね。
数年前に園芸店で球根を見かけて植えたような記憶があります。
北側なのであまり増えはしないですけど、ありきたりでも春の庭の象徴のように思えます。
…で、何はともあれ、わが庭のシンボルはバラ。
何か月も待ったというのに、それでも5月が待ち遠しいですね。