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メリーさんの謎

2013年01月19日 | 日常
【赤いメリーさん】

僕が10代の頃、津市の三重会館というところに、メリーさんと呼ばれる変わったオバサンがいた。
メリーさんは真っ赤なドレス、靴、帽子を身につけ、カバンや傘などの持ち物も全て真っ赤だったので「レッドおばさん」とも呼ばれていた。
顔はキッスのように真っ白なファンデーション、それに真っ赤な唇、目の周りは真っ黒という超厚化粧だったと思う。
メリーさんは、朝から晩まで三重会館の待合場所いて、1年365日見ない日はなかったと言われる。
それも、何十年も前からそこにいるといわれた。

メリーさんは何者なのか?
これは三重県人の間では、数十年前からの謎である。
メリーさんは謎を残したまま20年くらい前に姿を消した。

ここで僕が昔聞いた話や、知人が言ってたこと、またインターネットで調べたことなどをまとめてみよう。

メリーさんは何者で、なぜ赤い服を着ているのか?

・実は娼婦で、戦後からずっと客待ちをしている
・夫が戦争にいき、帰ってきたとき目立つように赤い服を着て、戦後からずっと待っている
・恋人が戦争にいき、戦争が終わったら赤い服を着て待っていると約束して、ずっと待っている
・息子、または恋人が、三重会館の前でクルマに跳ねられ血だるまになり、それからずっと赤い服を着てそこにいる
・家が火事になり、それから赤い服を着るようになった
・実は女装しているただの変態

きちんと調べようとすれば、正体はわかっただろう。
しかし、そこは触れてはいけない何かがあり、誰も正体を暴く人はいなかった。
謎は謎のままにしておいたほうがいいこともあるのだった。


【白いメリーさん】

横浜にもメリーさんという人がいて、その人は全身真っ白な衣装、顔は津のメリーさんと同じく、超厚化粧だったようだ。
この人は戦後から米軍相手の娼婦で、やはりその近辺では知られた存在だったという。
wikiで調べてみると、彼女は歌の題材や映画や演劇にもなっているようで、予想以上に有名な人のようだ。



【黄色いメリーさん】

wikiによると、名古屋には黄色いメリーさんがいたと言われる。
ただ、目撃談があまりに少なく、これは都市伝説の類かもしれない。

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