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ブラック企業

2014年01月12日 | 日常
少し前からブラック企業と呼ばれる会社が問題になっている。

おそらくブラック企業と呼ばれる会社は2種類あって、一つは本当に悪質で危険なところ。
経営者は違法を承知で運営しており、社員は使い捨て、こき使うだけこき使って死者が出ても知らん顔な悪質企業だ。
もう一つは、本来はブラックではないかもしれないが、いろいろな要因が重なり、結果としてブラックな会社になっているところだ。
世間でブラックだと話題になっている大手企業などは後者だろう。
その会社に勤めている人で、そこの風土や空気が合う人なら、ブラックだと思っていないと思う。

ブラック企業ランキングの上位にある会社の人はこのようなことを言っている。
「本気で仕事に取り組む人、世の人々に幸せを届けることに本気な人にとって、ここほど働きやすい会社はない。しかし、結果を出せない人は本気度が足りないから厳しくせざるをえない」
またある会社の社長のブログにはこう書いてある。
「仕事で自分を成長させようとする人、仕事を通じて本物の感動を得たい人にとって、ものすごく働き甲斐のある職場にしたい。逆にいえば、そう思わない人にとっては、ものすごく居心地の悪い職場にしてやる」
もっとすごいところだと、こうも言っている。
「目標を達成する、難問をクリアする、その先には感動が待っている。うちの会社では感動をただで得られるどころか、給料までもらえる。」

なかなか厳しい意見だと思う。
会社の業績を上げるためなら喜んで仕事をします、徹夜もします、休日も返上します、世のため人のため、感動を得るためならお金はいりません。
大変ご立派なことだ。
それを望んで、業績をあげ、競争に勝ってきた人は、充実した人生だと思うし、感動も得られるだろう。
しかし、皆が皆そうなれるわけではない。
社内の競争に負ける人、あるいは自分がいくら頑張っても会社そのものが倒産することもある。

今現在日本の発展があるのは、人生を仕事に捧げ、身を粉にして働いてきた人たちのおかげだろう。
だが、昔と今は状況が違う。
多くの業種にとってシェアの奪い合いとなった現状では、どこかの会社が伸びれば、どこかの会社が落ちるのだ。

脱社畜ブログ」というのをご存知だろうか?
ここに書かれているのは極論であり、これを実践して生きていけるほど甘くはないと思う。
ただ、仕事に疲れた、と感じてる人にとっては、ちょっとしたガス抜きになるかもしれない。

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